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歴史系総合
- 11 名前:名無しさん 投稿日:2005/10/29(土) 21:55:17 ID:AcEF4plI
- 成百仁の論文はぼちぼち解読中。野暮用が多くてなかなか進まないけど。
ついでに成論文中で言及されていた文献を二つ入手。
一つ目は
W.R. Carles: "A Corean Monument to Manchu Clemency," Journal of the
China Branch of the Royal Asiatic Society Vol. XXIII, New Series
No.1, 1888, pp.1-8
100年以上前の雑誌はさすがに傷みがひどい。これは漢文の英訳。この翻訳を
手伝った Fraser という人は、
M. Forbes A. Fraser: "Tanggu Meyen and other Manchu reading
lessons," London, 1924, pp.174-183
という単行本に
The Manchu Part of a Monument Inscription in Corea in Chinese,
Manchu, and Mongol.
というタイトルで満文の英訳を掲載しているらしいが、こちらは入手が容易で
ない。
二つ目は
金芳漢、「三田渡碑蒙文에 關하여」『東亞文化』第4輯、1965年、59-96頁
その名の通りモンゴル文の解釈を行っている。モンゴル文のローマ字転写、総
訳と訳注、朝鮮語訳 (意訳?)、漢文の原文、日本語訳、満文大意という構成に
なっている。日本訳の原文はモンゴル語のようだ。ちょっと妙な言い回しがあ
るけど便利。金芳漢は言語学者でアルタイ論者。
原文を収録しているという内国史院檔についてだが、
柳澤明、「『内国史院档 天聡7年』の訳注をふりかえって」『満族史研究』
3、2004年、204-208頁
によれば、『清初内国史院満文檔案訳編(上) 天聰朝、崇徳朝』はやっぱり漢
訳のみの掲載で、しかも生の檔案によくある修正・改竄の類をまったく反映し
ていないらしい。一番面白いところを無視するなんてどういうつもりなんだか。
『天聰七年檔』を出した連中が訳注を出さないかと思って調べてみたが、
清朝満洲語档案資料の総合的研究
ttp://www.toyo-bunko.or.jp/research/touhokuajiaken/shinchomanshugo.html
によれば、現在『天聰八年档』と『天聰五年档』の作業中ということで、天聰
四年はまだのようだ。今のところは、自分で直接原文にあたらないといけない。
大型コレクション「中国第一歴史档案館所蔵歴史档案史料」について
ttp://www.tulips.tsukuba.ac.jp/pub/tsukubane/2303/kusunoki.html
にあるように、国内にも何ヶ所かマイクロフィルムを所蔵している場所がある。
さてどうしたものか。
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