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連続ドラマ小説「ニホンちゃん」補完・議論用スレ7

1 名前:名無しさん 投稿日:2005/11/21(月) 21:43:53 ID:HNkxLrR.
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」の補完用スレです。

本スレに投稿するのが微妙な作品(ソースなし、出来栄えが満足いかない)や
各種議論、キャラ萌え談義などはこちらでするといいかもしれません。

前スレ
連続ドラマ小説「ニホンちゃんβ」補完・議論スレ
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=korea&key=1090055658

本スレ
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」28クール目
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/korea/1128503619/

106 名前:名無しさん 投稿日:2007/06/09(土) 16:57:08 ID:8.ktFOoc
テスト

107 名前:黒いブラック 投稿日:2007/06/09(土) 16:58:30 ID:8.ktFOoc
「静かな・・・」
今日はタイワンちゃんがニホンちゃんの家に遊びにきています。
「ごめんね、タイワンちゃん、ほんとはもっと大歓迎したいんだけど、
隣の家が五月蝿くて・・・」
「べつに良いのよ、遊びに来る度に大歓迎じゃ肩がこっちゃう。」
「ありがとう、そういってもらうと助かるわ。」
ニホンちゃんとタイワンちゃんは仲良しですが、タイワンちゃんが
どこかの家に遊びに行こうとするとチュウゴ君が邪魔をするのです。
「今日は、隣の騒音がうるさくならないように遊びましょう。」
ニホンちゃんとタイワンちゃんは静かに遊ぶことにしました。
「ねえニホンちゃん、ちょっとお願いがあるんだけど良いかな?」
「何?あらたまって、難しいことなの?」
「実はね、ニホンちゃんの所の『休まる国の祠』をお参りさせてほしいの」
「え?でもそれは・・・」
ニホンちゃんの家には「休まる国の祠」という宗教施設があります。
ニホンちゃんの祖父の日帝さんやニホンちゃんの家に縁のある者達が
祭られている場所です。
毎年、ニホンちゃんも参拝していますが、その度にチュウゴ君やカンコ君が
隣で大騒ぎして騒音を撒き散らしています。
そんな施設の、なぜタイワンちゃんがお参りするのでしょう。
続く

108 名前:黒いブラック 投稿日:2007/06/09(土) 17:00:23 ID:8.ktFOoc
「ありがとうタイワンちゃん、でも如何して?」
「ちょっと前にお父さんから、ここには家の家族も祭られているって聞いてね、それで・・・」
「そうか・・・じゃあぜひ参っていって。 もう一度言うね、 ありがとうタイワンちゃん。」
二人はそろって「休まる国の祠」に参拝に行きました。
入口まで来たとき、
「タイワンちゃん、ここからは一人で行って、いっしょにお参りしたいけど
私まで行ったら、きっと隣でロックコンサートライブがはじまっちゃうから。」
「うん、わかった。 じゃあ行ってくるねニホンちゃん許してくれてありがとう。」
タイワンちゃんは一人で祠に入っていきました。
鳥居の前で待つニホンちゃんの胸には、タイワンちゃんへの思いが溢れそうでした。

其の日の晩、やはりチュウゴ君はいつもどおり「不快憾」を表明しました。
「まあ、いつもの事よね。・・・・あれ?でも今回は何か、いつもより静かなような・・・何でかしら。」
「あ、カンコ君」
そうです、関係ないことでも、ニホンちゃんの行動にはチュウゴ君以上に騒がしいカンコ君が
今回に限っては大人しいのでした。
「なんでかな? ありがたいけど・・・・・まあいいか、日ごろの行いよね。」
そんな些細なことより、タイワンちゃんとの友情に胸が熱くなるニホンちゃんでした。

「ウリの事を規則違反と言うなニダ。 そんな曖昧な基準は受け入れないニダ。」
そのころ、カンコ君は家の中で規則違反を責められ、ニホンちゃんに因縁をつける
そんな余裕がありませんでした。
「ウリと規則が反対の時はウリの行動が正しいニダ、ウリは規則の上に存在するニダ、ウリの発言は絶対ニダ。」
「ウリの発言を曲解する奴にはペナルティを与えるニダ、ウリは世界の中心ニダ、世界はウリが回してるニダー!!」
ああ、こんな静かな日が続きますように。

終わり

109 名前:黒いブラック 投稿日:2007/06/09(土) 17:09:26 ID:8.ktFOoc
パソコンの環境が変わって2chに投稿できない。
こっちに載せておこう。
ソースは「李登輝さんの靖国参拝」「盧大統領独演会:度重なる公選法違反、その理由は?」
http://www.asahi.com/politics/update/0609/TKY200706090122.html
http://www.chosunonline.com/article/20070609000038

久々に書いた。
今度はソース無しでウヨ君の女装ネタを書きたい。

110 名前:黒いブラック 投稿日:2007/06/09(土) 17:11:58 ID:8.ktFOoc
だれか、ハングル版に転載してください。

おねがいします。   m( _ _ )m ペコリ

111 名前:あぼーん 投稿日:あぼーん
あぼーん

112 名前:zhaK4pYnIo 投稿日:2007/06/20(水) 13:40:00 ID:T1ZK9Lt6
「MASTER OF ISLAND」

 ニッテイさんが亡くなってから3日後……。
 以前から日之本家を逆恨みしていたカンコ君達が行動を起こしました。
 命からがら逃げ出したニホンちゃんでしたが、カンコ一家の手は執拗に伸びていきます。

「いたニカ!?」
「いえッ いまだ発見できてないニダッ」
「必ず見つけ出せ! 必ずニダ!
20年!! ニッテイ(ヤツ)が死ぬまで20年間も待ったニダ!!
あんなニホンにトクドをかすめ取られちゃたまらないニダ!!
殺すニダ!! 見つけ次第殺してしまえニダ!!
口さえ塞いでしまえば後はどうとでも出来るニダ!! 行け!!」
 カッカッカッカッ

「おじいちゃんが死んでまだ一週間と経っていないのに……!!
カンコ君 あなたはあまりにも『人でなし』すぎる」
 その時、ニホンちゃんの脳裏に亡くなる少し前にニッテイさんが残した言葉が蘇りました。
『さくら お前にわしが残してやれる物はたった一ツだけだ
もし おまえに本当に危機がせまった時! どうしようもない敵の勢力に追いつめられた時!
ニホン池に行け! ニホン池の忘れ去られた小島に行け! そこに我々日之本一族の一ツの成果がある
おまえを守る術がある』
「……ッ!!」
 スウッ
 ニホンちゃんは決意の表情で顔を上げてニホン池に向かいました。

「まだ発見できないニカ!? たかがニホン一人に何を手間取ってるニダ!!」
「敷地内はくまなくチェックしたけどいなかったニダ!! 残るはニホン池だけニダ!!」
「言い訳はいらないニダ!! 早くしないと近所の住人が不審に思い始めるニダ
小島ニカ? もうずいぶん使われていないニダ」
「はい ニッテイが閉鎖してから20年近くなるニダ」
「部下共に連絡するニダ 小島ニダ!」

(つづく)

113 名前:zhaK4pYnIo 投稿日:2007/06/20(水) 13:43:17 ID:T1ZK9Lt6
 バンッ
 カンコ一家の目をかいくぐり、ようやくニホンちゃんは小島に到着しました。
 そこにあったのはまるで地下牢のような小さな施設だけでした。
「……ここもたぶん時間の問題かも…… ハア」
 そう呟いて力無く壁にもたれながら座り込んだ時でした。
「!!
………!!? ……これは……ッ」
 ニホンちゃんの視線の先にあったのは、拘束衣で厳重に拘束されたミイラでした。
 完全に干からびていて一体いつ死んだのかもわかりません。
「……死……死体? 死んで……いるの!?
おじいちゃん…… これが私を守る術? このひからびた死体が……?
冗談だとしたら……質が悪すぎるわよ おじいちゃん……
……もうどこにも逃げ場は無いしご一緒させてもらってもいいかしら? 『先客さん』
悪いヤツから守ってくれる騎士…… そんなのを
そんな都合のいい事を想像……ちょっとだけだけど……しちゃってたの
20年も死体をほっぽっておくなんて……おじいちゃんもひどい人だなぁ……
死にたくない…… 死にたくないよ……」

 カッカッカッカッカッカッ
 カッカッカッカッカッカッ
 バガッ
 荒々しい音と共に扉をぶち破り、カンコ君の手の者が侵入してきました。
「見つけたニダッ 発見ニダッ 発見したニダッ」
「きゃあッ」
「手こずらせたなニホン」
「カンコ君ッ あなたはそこまでしてッ そんなにしてまでこの島が欲しいの!?」
 ガッ
「やかましいニダ!! おまえの様なチョッパリにトクドは渡さんニダ!!」
「なんだこいつは」
「わからないニダ 記録にも無いニダ
ひからびてるニダ」
「ただの死体ニダ」
 ドン
 突然銃を取り出したカンコ君、ニホンちゃんに向けて発砲しました。
 幸運にも直撃はしなかったもののかすめた銃弾によって飛び散った血は、ミイラの顔面を赤く染めました。
 ビシャッ シュウウウウウウ
 そしてそこから奇妙な音がしている事に、その場にいた人は誰も気付きませんでした。

(つづく)

114 名前:zhaK4pYnIo 投稿日:2007/06/20(水) 13:44:56 ID:T1ZK9Lt6
「次は耳ニダ てこずらせた『おしおき』ニダ 簡単に死ねると思うなニダ! ニホン!」
 ちゅばッ ぴちゃッ ぺちゃッ ぴちゃッ
「!」
「!!」
 突然聞こえてきた音にその場にいた誰もが振り返りました。
 ちゅばッ びちゃッ べちゃッ びちゃッ
 べちゃッ びちゃッ ぺちゃッ びちゃッ ぴちゃッ ちゅばッ
 何とそこではつい先程までミイラ化していたあの死体が、
 生きた人間のようになって床に飛び散ったニホンちゃんの血を舐めていたのでした。
 その男は血まみれの顔でにたりと笑い、
 ブチッブチブチブチブチブチッブチッ
 音を立てて拘束衣を引き裂き立ち上がりました。
「!!」
「しッ 死体が……死体がよみがえッた!?」
「カッ カンコ様ッ!!」
「ウリにもわからんニダッ ニッテイはこんなモノウリに一言も……ッ
かまわんから撃ち殺すニダ! ニホンもろともこいつを地獄に送り返すニダ!!」
 カンコ君の言葉に手の者が一斉に男に襲いかかりました。
 が、
 ビッ バッ ズ バッ
 男はあっという間に相手を全滅させてしまいます。
「うああ ああ ああ」
 パニックに陥ったカンコ君が男に銃を向けますが、
 シャッ
「雑魚め」
「がッ がああああッ」
 銃を握っているカンコ君の右手首は、男の素手であっさり切り落とされてしまいました。
 カッカッカッカッ
 カッカッカッカッカッ
 男はあまりに突然の展開に呆然としているニホンちゃんに近付き、
「御怪我は御座いませんか 『日之本卿』
ご命令を 我が領主(マイマスター)」
 そう言って恭しく頭を下げたのです。
「トッ トクドは……ッ ウリの物ニダ……ウリの!!
ウリの物ニダ!!」
 立てないほどに怯えながらもようやく銃を取ったカンコ君はそう言って発砲しましたが、
 バチッ
 男は無造作に腕を出して防いでしまいました。
「『あんたの血は臭い』 とても臭いんだ 領主の器じゃあないね」
「!!」
 チャキッ
 ニホンちゃんは男の腕に守られつつも、銃を取り出してカンコ君に狙いを定めます。
「名前は?」
「『竹島(TAKESHIMA)』 『先々代はそう』呼んでおられました」
 バン

(おわり)

115 名前:zhaK4pYnIo 投稿日:2007/06/20(水) 13:51:38 ID:T1ZK9Lt6
ソース無しで申し訳ありません。
今回の話はハングル板の竹島関連スレに幾つか書かれていた、
いかした(いかれた?)レスに触発されてのものです。

http://money6.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1146485139/522-523
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1146020918/503

感想・苦情を問わず書き込みお待ちしています。

116 名前:wIuwZ37x8o 投稿日:2007/06/21(木) 13:46:58 ID:T.5DpZe.
「その気 やる気 気合十分」

 今日は地球小学校の学芸会。
 ニホンちゃん達5年地球組の出し物は、ニホンちゃん・チョゴリちゃん(特別出演)主演の「ふしぎ町のしまい姫」。
 ところが……。
「えーっ! チョゴリちゃん休んじゃったの?」
「そうニダ。今朝になっていきなり熱を出したニダ」
「どうするんだ? 午後イチで順番が回ってくるんだぞ!」
「アーリア、何かいい知恵はありませんの?」
「台詞や動きをど忘れした時の用心は万全だ。兄上が全員分の台詞とト書きのカンペを用意してある。
しかし役者ばかりはどうにもならない」
「それに衣装もよ。チョゴリちゃんに合わせて作ったから、うちのクラスの人じゃ……」
「3年地球組の他の子には頼めないのかい?」
「聞くだけ無駄だぜ。3年地球組の順番は俺達の後だからな。自分達の準備でてんてこ舞いだ、ヒック」
「ほんと誰かいないのか? チョゴリちゃんと同じくらいの背丈で、3年地球組の演目でチョイ役か裏方のやつ」
「(チョゴリちゃんと同じくらいの背丈で手が空いてる子……)……そうだ!」
「ニホン、誰か心当たりがいるのか?」
「うん! ちょっと待ってて!」

 それから30分後、ニホンちゃんは1人の女の子を連れて教室に戻ってきました。
「お待たせ!」
「遅かったねニホンちゃん。その子が代役かい?」
「うん、親戚の鷹羽(たかは)ちゃん。ちょっと説得に時間かかって遅くなっちゃった」
「よ、よろしく……」
「さあ! 時間がありませんわ! 鷹羽さん、これからあなたに徹底的に仕込みますわよ!」
「よし、みんないくぞ」
『おーっ!』

 そしていよいよ5年地球組に順番が回ってきました。
『次は5年地球組による「ふしぎ町のしまい姫」です』
 舞台の幕が開き可憐なドレスを纏ったニホンちゃん・鷹羽ちゃんが出てきました。
「地球町はね、2ちゃんねらーが作った不思議な町」
「ところが! だんだん暖かくなってきて、南の果てにある冷凍倉庫の氷に異変が!」
「大変大変! このままじゃ滅んじゃうよ〜!」
「大丈夫大丈夫、私達が救えば……って」
『そんな事できるの〜!?』

 そして無事学芸会も終わり、ささやかながら打ち上げです。
「えー、いろいろゴタゴタもあったけど、無事学芸会が終わった事を祝って……お疲れー」
「あ、ニホンちゃん! ちょっと聞いていい?」
「どうしたの、タイワンちゃん?」
「あのね、ラスカちゃんがニホンちゃんと一緒にお芝居やった女の子とお話したいんだって。
どこにいるの?」
「あ、た、鷹羽ちゃん?
ごめんね、親戚の子でちょっと手伝ってもらったんだけど、もう帰っちゃって……」
「そうなんだ……」

 その夜、ラスカちゃんの家では……、
「鷹羽さんかあ……。可愛いけどかっこよくって素敵な人だったなあ……」
 夜空を見上げる恋する少女がいました。

 同時刻、ニホンちゃんの家では……、
「今日はほんとありがとうね、武士」
「ほんと参ったよ。頼むからもう二度とこんな事はやめてくれよ」
「ごめんね。でも結構可愛かったよ」
「………」
 ちょっと頬を膨らませるウヨ君。
 でもまんざらでもなさそうです。

(おわり)

117 名前:wIuwZ37x8o 投稿日:2007/06/21(木) 13:53:48 ID:T.5DpZe.
>>109さんには悪いですが、思いついたウヨ君女装ネタを。
ソースはありませんが、某アニメと地球温暖化を元ネタにしてます。
ちなみに鷹羽の名前の由来は、ウヨ君→右翼→タカ派→鷹羽です。

感想等ございましたらどしどしお寄せください。

118 名前:名無しさん 投稿日:2007/06/22(金) 19:21:47 ID:A3Dbgnj6
117<< このサイトのNO,48〜51の話を見てね。 ウヨ君の女装ネタ+サブストーリー

119 名前:名無しさん 投稿日:2007/06/22(金) 23:45:08 ID:J9a8gzaE
では感想をば。
というか、この話、既に本スレにあるけど。

そもそも日本の伝統芸能「女形」も知らないとは…申し訳ないけど某国の劣化コピーを思わせます。

120 名前:黒いブラック 投稿日:2007/06/23(土) 14:45:12 ID:VdKTWXQE
「遠くで眺めてこそ・・・」

日本家の人々はそれぞれが伝統の舞踊や芝居を習っています。
日本家の子供であるニホンちゃん達も例外では有りません。
ニホンちゃんは「日本舞踊」、ウヨくんは「歌舞伎」を先生に就いて教わっています。
今日は、その練習の日です。
「ウヨくん、そこはもっと振りを大きくして良いんだよ。」
「はい、先生」
先生からの指導を受け、真剣に芝居を練習しています。
日本の伝統芸能である歌舞伎は、男性しか参加できません。
役に女性が有る時も男性が「女形」として踊ります。
そして「女形」ゆえに、華奢な体とソプラノボイスが要求され
特に少年に、この役が回ってきます。
今日のウヨくんの練習も、「女形」の練習です。

「ウヨくん、舞台では少しオーバーアクションで良いんだよ。
 ただし、女性なのだから繊細さと柔らかさを忘れないでね。」
「はい、判りました。でもオーバーアクションと繊細って矛盾してる要素を
 両立するのは難しいですね。」
「日々、練習。それと観察です。身近にニホンちゃんという良いお手本が居るでしょう。
 日常全てが修行です。」
「はい、精進します。」
「では、最後に頭から通して終わりにしましょう。」
優雅に演じているように見えても練習は厳しい物で、今日もかなりハードだったみたいです。

「はあ、疲れた。けっこう汗もかいたよ、シャワーでも浴びるか・・・」
そう思って廊下を歩いていると、一足先に練習を終え、シャワーを浴びて涼んでいる
ニホンちゃんに遭いました。
「涼しそうだね姉さん、もうシャワーは終わったの?」
「うん、私は使い終わったから、武士も早く汗を流してきたら?風が気持ちいいよ。」
「そうするよ。姉さん、気持ちいいのは判るけど、風に当りすぎて風邪ひかない様にしなよ。」
「大丈夫よ、武士は心配性だね。」
そう言って、ニホンちゃんはおやつのアイスを食べ始めました。

続く

121 名前:黒いブラック 投稿日:2007/06/23(土) 15:17:12 ID:VdKTWXQE
ニホンちゃん、伏線の通りに風邪を引いてしまいました。
「ついてないね、明日は休日なのに風邪だなんて・・・」
「ゴホゴホ、武士の言う事を聞いておけば良かった。」
「まあ、学校も無いんだからゆっくり休めば良いよ。じゃあお大事に」
そういって部屋から立ち去ろうとしたウヨくんをニホンちゃんが呼び止めます。
「待って武士、お願いがあるの・・・」
「ん?何、改まって・・・」
「実は・・・」
ニホンちゃん、明日の休日に漫画家のサイン会に行く予定をしていたのでした。
仲良しの女の子達といっしょに参加する計画だったのです。
「なんだ、そんな事?どうせ行くのはタイワンさん達でしょう。僕が頼んでおいてあげるよ。」
「だめなの、参加の券、1人1枚でサインも1枚なの、券が2枚あってもサインは
 2枚もらえないの・・・」
「なんだ、じゃあ僕がいって来てあげるよ、明日は特に予定も無いから」
「ほんとに? 武士ありがとう。 あと、もうひとつお願いが有るんだけど・・・」
「一度引き受けたんだから、何でも言ってよ。」
「実は、そのイベント、女の子限定なの・・・だから、お願い!もう一度だけ女装して!!」
「・・・・姉さん、わざとなのか?・・・ そんな条件、先に言ってよ。」
ウヨくん、一転して参加を拒否しだしました。
「武士がそんなに薄情だったなんて・・・ゴホゴホ 病気の姉のたった一つの願を
 踏みにじるなんて・・・ゴホゴホ」
「姉さんずるい!さっきはそんなに咳なんて出てなかったのに・・・」
気のやさしいウヨくん、ニホンちゃんの泣き落としにかかり、しぶしぶ参加を承諾する事になりました。

次の日の朝、ニホンちゃんからタイワンちゃん達に紹介されたウヨくんは、
イベントに参加するため、いっしょに会場へと向かいました。

続く

122 名前:黒いブラック 投稿日:2007/06/23(土) 15:57:32 ID:VdKTWXQE
「ニホンちゃんも残念ね、こんな時に風邪だなんて・・・」
「ええ、本人もとても残念がっていました。」
「鷹羽さんって、この前学校の学芸会に出てましたよね?
 見てましたよ、とてもお綺麗でした。」
「ありがとうございます。あの時はご挨拶できなくてごめんなさい。」
「ウヨくんとも仲が良いニダか?」
「ええ、でも兄弟みたいな物ですから・・・」
「日本家の方はみなさん漫画がお好きなようだけど、貴方もですの?」
「私は、あんまり詳しくないので・・・」
「あら、残念ね。 でもニホンちゃんの関係者ですもの、なにか面白いものを
 お書きになったら、ぜひ私にも見せてくださいね。」
「はい、そのときは・・・」
タイワンちゃん、ラスカちゃん、ちょごりちゃん、フランソワーズと無難に質問を
うけ流しながら不自然に成らないように親睦を深めるウヨくんでした。
しかし、心の中では「これは女形の練習、これは女形の練習」と自分に言い聞かせながら
必死に平常心を保たせ演技を続けていました。
(一般の演技なら二時間程度なのに、今日一日このままか、これは厳しいかも・・・)
がんばれ、ウヨくん!これも修行だ。

そして一行は、目的の会場にたどり着きました。
けっこう広い会場ですが、多くの女の子が集まっていました。
開園までもうすこし時間が有るみたいなので、みんなで漫画の話をしていました。
「ねえ、鷹羽さんはどの作品が好きなの? 私はこれがすきなの」
(この作家、そんなに女の子に人気があるんだ?コミックを読んだけど、そんなに
面白いとは思はなかったな。)
「いや、やっぱりこれでしょう、この耽美な感じが良いじゃない。」
「なにを仰っているの?こちらの作品こそが代表作に相応しい作品ですわ。」
「私、あまり詳しくないので・・・えっと、どれですか?」
そう言ってウヨくんはみんなの漫画を覗き込みました。
(こ、これは、腐女子・・・まさかラスカちゃんやタイワンさんまで・・・)
そうです、商業誌では大人しい作家が、同人誌ではじける、このイベントのメインはそんな作家でした。
「み、みなさん、趣味が多様ですね。 私、こう言うの成れてなくって・・・」
「大丈夫、貴方もすぐに染まるわ、なんせニホンちゃんの知合いだもの。ふふふふ」

続く

123 名前:黒いブラック 投稿日:2007/06/23(土) 16:41:14 ID:VdKTWXQE
そうこうしているうちに、開園時間になりました。
「走らないでください」のアナウンスもむなしく無視され
みんな全力疾走で会場内を駆け抜けていきます。
ウヨくんも着いて行こうとしましたが、迫力に負けてよろけてしまいました。
そして、周りを見ると結構転んでいる子も見受けられました。
(うわ、痛そう。姉さんも結構転ぶけど、あそこまで豪快には転ばないな・・・)
そんな女の子達も、すぐに復活し、傷を物ともせずに再度疾走していきます。
呆然と見つめるウヨくんに見知らぬ一人の女性が話し掛けてきました。
「貴方、余裕ね。でもここは戦場なのよ。か弱いポーズを見せる為の男は居ないのだから
 自分の意志を貫きなさい。後悔しないようにね。」
「あ、あなたは・・・」
「ちょっと昔の自分を後悔してる、ただのお節介よ。 じゃあね。」
そう言うと颯爽と走り去っていきました。
(なんなんだ・・・ポーズを見せるって、まさか、日頃の仕草は演技なのか?
まさか、そんなことは・・・)
ウヨくんは驚きを隠せません。
ですが、日頃の女性像と失踪する女の子達のギャップが完全なる否定を妨げています。
アクシデントで出遅れたウヨくんでしたが、タイワンちゃん達が順番を確保してくれていました。
なんとか、ニホンちゃんに頼まれたサインを手に入れたウヨくんでした。
戦い終わっての帰り道、ウヨくんはみんなに質問しました。
「あの、今日はありがとうございました。おかげでお姉さんに頼まれた物を確保できました。
みなさん、お強いですね。日頃からお強いのですか?」
「まさか、今日はリミッターをカットしてあっただけ、明日からはまたか弱い乙女よ。」
「あなたも、すぐに切り替えられる様になれましてよ。」
「男の人の目が有ると、自然にか弱く成れるわね。」
「ウヨくん達には見せられないニダ。」
「そんな物ですか?」
「そんな物よ。」
(僕は、修行が足りない・・・)
家に帰ったウヨくん、ニホンちゃんにサイン色紙と頼まれた漫画を渡し、自分の部屋へ
シャワーを浴びて着替えて、力なく布団に突っ込みます。
「今日は疲れた、女の子って毎日こんななのか? 彼女達はすごい・・・」
「今日は勉強になった。知りたくないことまで・・・・」
又一つ、理想という夢をなくし、大人になったウヨくんでした。

おわり

124 名前:黒いブラック 投稿日:2007/06/23(土) 16:46:46 ID:VdKTWXQE
ソース無し!

めちゃめちゃ長くなった。
ストレス解消のお目汚しです。
ごめんなさい m( _ _ )m

今度は、もう少しコンセプトをまとめてから書くことにしよう。

125 名前:黒いブラック 投稿日:2007/06/23(土) 17:18:17 ID:VdKTWXQE
いま思いついた。
ビリーねたで一話書けそうだ。

126 名前:あぼーん 投稿日:あぼーん
あぼーん

127 名前:名無しさん 投稿日:2007/06/27(水) 23:45:14 ID:.T/hdbbA
だから、本スレに既にあると言ってるのに…
ますます某国みたいだ。

128 名前:JTT8WFB9gk 投稿日:2007/06/28(木) 13:12:32 ID:CQphREac
「アジア町ゴミ事情!」

 ある初夏の夜更け、散歩に出かけたニホンちゃんとウヨ君でしたが……。
「ひ、ひどい……」
「姉さん、どうしたの? ……こ、これは……」
 ニホン池の近くにいたニホンちゃんの様子がおかしい事に気付き、慌てて駆け寄ったウヨ君も言葉を無くしました。
 あの美しいニホン池の風景は見る影も無く、浜辺がゴミで埋め尽くされていたのでした。
「一体誰がこんな真似を……」
 そう言って漂着したゴミを1個拾い上げるウヨ君。
 そこにははっきりとカンコ君の名前が。
 それ以外にも、カンコ君の家でしか使っていない文字の書かれた物も。
 本来ならアジア町条例によって、池の工事をする時に出た池の底の土砂以外、池にゴミを捨ててはいけないのですが、
 ゴミをちゃんと始末するにはお金がかかるため、カンコ君は無視しているのでした。
「おのれ、カンコめ……!」

 そして翌日、カンコ家では……。
 ガラガラガラ
「カンコのゴミ野郎はどこだ 出てこい!!」
「町条例の無い北米町に引っ越しちゃったニダ!」
 ニッテイさんのお下がりの軍服を着てガトリングガンを乗せた大八車を押し、突撃するウヨ君の姿がありました。

129 名前:JTT8WFB9gk 投稿日:2007/06/28(木) 13:16:25 ID:CQphREac
ソースは韓国で廃棄物処理費用削減のため、海に汚染物質を投棄しているという話です。
海底の浚渫土砂等ごく限られた物だけが海洋投入を認められているのも事実です。
実際には北米でも規制の対象ですが。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E6%B4%8B%E6%8A%95%E5%85%A5
http://www.janjan.jp/world/0512/0512280049/1.php

130 名前:名無しさん 投稿日:2007/06/28(木) 19:15:34 ID:axI3tG7M
なんか熱血君のほうがレベル高いかも

131 名前:あぼーん 投稿日:あぼーん
あぼーん

132 名前:名無しさん 投稿日:2007/07/30(月) 23:03:04 ID:E7Qr1DlA
ここはなんのためのスレッドなの?

133 名前:名無しさん 投稿日:2007/09/06(木) 11:10:44 ID:2fJJTMlA
三毛氏は隠居されてしまったようですね…
Still の続き楽しみなんですが…

134 名前:名無しさん 投稿日:2007/09/07(金) 18:51:34 ID:SY.tmQfA
「中東刑事タリバン」

「タリバン」は「地球宗教組織イエスー」の魔の手から中東区を守るため
中東信仰警察から派遣された正義(?)の刑事だ!
普段はとある家に隠れているらしいがひとたびイエスーが布教活動を始めると直ちに出動!
スーツ着装コード「石油」をはっしてタリバンに変身するんだ!
だけどイエスー以外の組織でも邪魔をするなら容赦はしないそうだぞ!
必殺技はレーザーペトロレウムに全エネルギーを集中させ爆発させる「タリバン・ダイナミック」だ!
だけどあまりにも近すぎて自身もダメージを受けてしまう諸刃の技なんだ!
それでもイエスーが潜伏していると思われるアメリ家の一族を見ると見境なく必殺技を放つ!
最近はカンコ家も標的にいれたようだぞ!

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ソース:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070903-00000002-yonh-kr

おそまつ。

135 名前:名無しさん 投稿日:2007/09/18(火) 22:18:16 ID:PRvhzMNo
本スレから来たんだけど面白そうだねここ。
もっと頻繁に覗いとけばよかったorz

136 名前:あぼーん 投稿日:あぼーん
あぼーん

137 名前:名無しさん 投稿日:2007/09/20(木) 22:21:30 ID:E2XGW5p.
>>128-129
何やら本スレで評判になってますね。

138 名前:JjJeg6pqUA 投稿日:2007/10/03(水) 14:42:33 ID:NIoYwAIw
「記者アサヒの栄光」

 今まで散々デタラメな記事を書いて、ニホンちゃん達を困らせてきたアサヒちゃん。
 そんな彼女についに天罰の下る時が来ました。
「アサヒちゃん、所詮あなたは流れ星! いかに輝こうと落ちる運命にあったのよ!」
 薙刀を構えてそう叫ぶニホンちゃんを筆頭に、ウヨ君やジエイ三兄弟が次々アサヒちゃんに襲いかかります。
 アサヒちゃんはたまらず急坂を転がり落ちていきました。
 そんなアサヒちゃんの姿に気が済んだようで、ウヨ君達は颯爽とその場を後にしましたが、ただ1人ニホンちゃんだけがそこに残っていました。
「ば、馬鹿な……。この私が、ジャーナリストのアサヒが……」
 地面に倒れ伏して信じられないように呟くアサヒちゃんにニホンちゃんは迫ると、
「はああーっ!」
 気合と共に、ニホンちゃんはアサヒちゃんの右手に薙刀の刃を突き刺しました。
「きゃああーっ! くうっ……」
 それだけでは飽き足らず、ニホンちゃんは薙刀に体重を掛けてぐりぐりとねじります。
 しばらくそうしていた後、不意にニホンちゃんはアサヒちゃんの顔を覗き込むように屈んで、
「アサヒちゃん、私の名前を言ってみて」
「きゃあーっ! くうっ……、ニ、ニホン……」
「何ですってぇっ!?」
 アサヒちゃんの言葉に不満だったのか、ニホンちゃんはさらにアサヒちゃんの肩を踏み付け始めました。
「アサヒ、私の名を言ってみなさい」
「ニホン……」
「何ですってぇっ、ニホンですって!?」
「さくら様ーーーっ!!!」
「そうよ」
 この台詞を聞いて満足したニホンちゃんは、ようやくアサヒちゃんの肩から足を下ろし薙刀を抜きました。
「でも殺しはしないわ。嘘吐きとして生きながら一生私の名を恐れるのよ!! あはははは……」
 と言い、高笑いしながら去っていきました。

 数日後、1人の患者がとある精神病院に入っていました。
「――さん、ちょっと」
「ああ」
 それはアサヒちゃんでした。
 全身を包帯で巻かれていて車椅子に座り、眼が虚ろで涎を垂れ流していました。
 それを見たお医者さん2人が言うには、
「あの患者、まだ身元がわからないのか?」
「ああ、酷いもんだよ。脳神経がズタズタにやられてる。一生あのまんまだそうだ」
 車椅子のアサヒちゃんが看護師さんに引かれて奥の部屋に入り扉が閉まった瞬間、突然アサヒちゃんは、
「きゃあーーっ、助けて! 許して、許してーーーっ!!」

139 名前:JjJeg6pqUA 投稿日:2007/10/03(水) 14:51:15 ID:NIoYwAIw
元ネタはあるがソースは無し。
単に「朝日の基地外投稿」スレでアサヒちゃんに使えるネタを探してたが見つからず、
ヤケになって思いついた「朝日の基地外〜」→「アサヒちゃんの基地外化」を書いてみた。
トンデモな展開になってすいません。

140 名前:名無しさん 投稿日:2007/10/06(土) 21:18:55 ID:sUIZw9bg
ジエイ3兄弟は自分の家の人達に刃を向ける事は出来ないので
やっぱり、アサヒは外国人だった!?

141 名前:名無しさん 投稿日:2007/10/09(火) 23:53:13 ID:a5RikJvc
アサヒをひんむいて背中のチャックを開けると、しわしわになって、中から「ニダ〜」と鳴きながら某外国人が出てくるのです。

142 名前:名無しさん 投稿日:2007/10/10(水) 17:32:54 ID:TpmC9Xtg
>>138-140
元ネタ何?

143 名前:名無しさん 投稿日:2007/10/10(水) 22:17:36 ID:VfaiWpdA
>>140-141
ワロタw。そんでもって恐るべき負のオーラを全身に纏ってるんだよな〜w

144 名前:あぼーん 投稿日:あぼーん
あぼーん

145 名前:T90 投稿日:2008/04/13(日) 00:09:04 ID:tMb999gU
『鳩と軍鶏 〜広場にて〜』

 空き地にあれほど群がっていた野鳩も、今は数えるぐらいしかいない。
 野鳩達は軍鶏の『紅焔号』を苛め飽きたのか、もう散り散りに飛び去っていった。
紅焔号は背筋を伸ばし、何とか気勢を保っていたが、体のあちこちに傷を受けているのが遠目にも判る。
飛び去る野鳩に呑気に手を振るクラスメイトを力なく眺め、チューゴはひとりごちた。

 野鳩どもめ。中華マンションに飛来した暁には、罠や網を仕掛けて一網打尽にしてくれる。覚悟しておけ。
 それにしてもだ。
 鳩・軍鶏について、朕とクラスメイト達のどちらの認識が狂っているのかは分らないが、少なくとも朕の分が悪い事は、悔しいが確かだ。
 不本意ではあるが、何か機嫌取りでも演じて見せねばならないと言う事か。
 そうだ。捕らえた野鳩は、羽をむしり腹をかっさばいてローストし、鳩料理にすると旨いだろう。これを振舞ってはどうか。
その絶品を味わえば、この脳天気極まりないクラスメイトどもも少しは朕を見直すだろう。
そうだ。盛大に鳩料理パーティーでも開くとしよう。
 いつかあの広場でやったように。


解説:
紅焔号(軍鶏) = 聖火リレーランナー
野鳩 = 聖火リレー妨害を働く各国の人権擁護団体とか

中国共産党っぽい視点で書いてみるテスト。ソース無し妄想なので本スレではなく補完スレに。
前話は ttp://society6.2ch.net/test/read.cgi/korea/1195223691/348-349 , ttp://society6.2ch.net/test/read.cgi/korea/1195618710/156-158 あたり
中国政府が更なる蛮行に及びませんように。(-人-)ナムナム。

146 名前:U-33 ◆JOCEixq6zU 投稿日:2008/05/04(日) 23:05:33 ID:pghiD.Tw
『たいまつリレー』

 4月のある夜のことです。
 日課の竹刀の素振りをしようと、ウヨ君は庭に降りて練習場所の桜の古木に向って歩いていきました。
 でも、そこに近づくと、様子がいつもと違うのです。
「あれ?誰だろう」
 普段ならこの時間には誰もいないはずのその場所に、今日は誰かが佇んでいます。

「ウヨ」
 ウヨ君が目をこらすと、その人影はウヨ君に声をかけました。
「姉さんじゃないか。こんな時間にこんなところに立ってるなんて、どういう風の吹き回し?」
 ニホンちゃんは、ゆっくりとウヨ君に歩み寄りました。
「ウヨにね、2人だけで話したいことがあるから待ってたの」
 漆黒の大きな瞳でウヨ君をまっすぐに見つめながら、ニホンちゃんは語りかけます。

「たいまつリレーのこと?」
「そう。ウヨがね、ずいぶん息巻いてたから、ちょっと心配になって」
「姉さん、やっぱりリレーに参加するの?今からでもやめられない?」

 たいまつリレーは4年に1回の町内大運動会を盛り上げるために、町内の家々の子たちがたいまつを
持って町内をリレーする恒例のイベントです。

 でも今年のたいまつリレーはゴタゴタ続きでした。それというのも運動会の当番を引受けたチューゴ
家が西蔵寺というお寺でしている事が原因なのです。

 西蔵寺、それはチューゴ家の隣にある広い境内を持つ古刹です。チューゴ家は、昔は寺の檀家総代を
務めるほどの関係だったのですが、やがてその土地を手に入れようと野心を抱くようになり、あるとき
とうとう手下をひきつれて殴り込みをかけて自分のものにしてしまったのでした。住職は、寺を追われ
残った僧侶たちもチューゴ家に抗議するたびに殴る蹴るの乱暴を受けているのです。

 だから、今回のリレーは町内のあちこちで抗議を受ける騒ぎになっているのです。

147 名前:2/3 投稿日:2008/05/04(日) 23:07:51 ID:pghiD.Tw
 ウヨ君は熱を込めて言いつのります。

「お隣だって、チョゴリちゃんは走らないって言ってるんだ!どうしてうちはそうしないの?」

 ニホンちゃんは、しばらくウヨ君の言うことにじっと耳を傾けていました。
 月が地上を照らし、風が吹くたびに桜の花びらが舞い降りてきます。
 ウヨ君の言葉が途切れると、ニホンちゃんは問いかけました。

「でもね、運動会の行事をやめてしまったとして、ご住職は喜ぶかしら」
「じゃあ、何もしないの!そんなのヘタレじゃないか!」

 ウヨ君は食ってかかります。
 でもニホンちゃんはそれには答えず、微笑を浮かべるとウヨ君にたずねました。

「ウヨ、私たち毎朝登校前に神棚ともうひとつどこに手をあわせるんだっけ」
「えっと、お仏壇だけど」
「そう、私たち仏教徒だよね。仏教徒にとって仏様やお坊さんを粗末に扱うってのはとってもいけない
ことだよねえ」

 何やら意味ありげな言葉にウヨ君は聞き返しました。

「ん?もしかして姉さん何か考えてる?」

 ニホンちゃんは、いたずらっぽい目でウヨ君を見て言いました。

「ちょっと考えがあるんだ。だから、あんまりケンカ腰にならないで」
「う、うん」

 ウヨ君は釈然としないながらも、とりあえずニホンちゃんの言うことに従うことにしました。

148 名前:3/3 投稿日:2008/05/04(日) 23:09:25 ID:pghiD.Tw
 さて、リレー当日、オージー君からたいまつを受け取ったニホンちゃんは、伴走してきたチューゴ君に
言いました。

「じゃあ、うちのスタート地点に行きましょうか」

 ニホンちゃんは、すたすたと歩いていきます。
 そして道の角を曲がったところでふり向いて声をかけました。

「さあ、じゃ始めるわよ」
「あれ、ここアルか」

 ニホンちゃんが案内したのは、殺風景な駐車場でした。

「えっと、お地蔵様の前からスタートするんじゃなかったアルか?」

 とまどうチューゴ君を無視するかのように、ニホンちゃんは言い放ちます。

「さあ、ちゃっちゃっと済ませちゃいましょ。いくわよ」

 ニホンちゃんは、さっさと走り始めました。あわててチューゴ君も走り出します。
 ニホンちゃんは道端で見ているウヨ君にウインクすると、沿道の人にも聞こえるように言いました。

「お地蔵様は罰当たりがお嫌いなのよね」


(ソース)
善光寺辞退で「衝撃」 長野聖火リレースタート地点変更
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/138717/

聖火リレー拒否相次ぐ 韓国で市民運動家ら
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/139721/

ダライ・ラマ、五輪妨害しないよう訴える
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/135710/

149 名前:あぼーん 投稿日:あぼーん
あぼーん

150 名前:T90 投稿日:2008/05/14(水) 00:24:13 ID:XT4OC/Hc
『クレイジークライマー』

「よくぞ帰った我が息子よ!」
チューゴパパは大げさに両手を広げ、遠大な買い物(笑)から中華マンションへ戻った我が子を迎えました。
「た、ただ今帰りますたでアル……」
一方のチューゴ君はハトにツツかれたり糞をひっっかけられたりでボロボロ、ほうほうの体でようやく帰り着いたのでありました。
とりあえずシャワーで汚れを落として、キンキンに冷えたビー……ルではなくウーロン茶か何かでキュッと一息入れたい所です。
が、あろう事か、父は情け容赦なく更に我が子に試練を与えるのでした。
「さぁ、では次ネ!」
「……は?次!? まだ何かアルのですか父上!?」
無慈悲なチューゴパパは、やつれ汚れててボロ雑巾のような我が子を顧みる事なく、ズルズル引き摺って外に連れ出します。着いたのは中華マンションの西壁、そこでは屋上からロープが垂らされており、何人かのスタッフがロープを引っ張ったりして安全確認をしています。
「さぁ、この中華マンションの外壁を屋上までよじ登り、ポールに我が家の家紋の旗を掲げるのだ!」
「登るって、何故こんな所を!? 意味が判らないアルよ! それに聞いてないアル、もう買い物はおしまいじゃなかったアルか!?」
「ふっふっふ。チューゴよ、敵を騙すにはまず味方から、と言うではないアルか。」
なんかチューゴパパは目はすっかり逝っちゃってます。
「この絶壁を制覇し、チューゴ家の屈強さを地球町に知らしめるのでアル!」
流石にチューゴ君も地べたへへたり込んでしまいました。肉体疲労もさることながら、この父親の無駄に暑苦しい気迫にはゲンナリさせられます。
「もうダメ…これ以上動けないアルよ…」
「大丈夫、お前は登るフリをすればいい。上から命綱で引っ張り上げてやるから。」
と、チューゴパパは耳打ちします。
それじゃ意味ないアル、とはチューゴ君も言えません。これが最後の慈悲、地獄に垂らされた蜘蛛の糸のような物ですから。

「では行け、いや、『征け!』 チューゴよ!」
「おー…」
気の無い返事で応えるチューゴ君。一応、登るフリはきちんとします。上からぐいぐい引っ張ってくれるお陰で、あまり力を使わずに、壁をよじ登っているように見せられます。
チューゴ君が登り始めて少し経ってから雲行きが怪しくなり、ゴロゴロと遠雷が聞こえてきました。
「近い…大丈夫アルかな…」
チューゴ君の心配を他所に、屋上のスタッフ達はせっせと命綱を引き上げ、快調にチューゴ君を上に登らせます。まるで空挺部隊かスパイダーマンのようです。
ふと下を見ると、このエセ即席ロッククライミングを見守っているのはチューゴ家の従業員ばかりです。他の家の者はあまり居ません。
『朕だけじゃなく敵まで騙し過ぎアル。他の家の者にも気付かれなかったら、デモンストレーションにならないアルよ』

151 名前:T90 投稿日:2008/05/14(水) 00:25:34 ID:XT4OC/Hc
父親の計略の当て外れ振りに更に脱力してしまったその時、何かがバラバラと頭に当たりました。
「イタっ、何だ、雹か?…まったくこんな時に…ぃいてイテイテイテテテ!」
最初は小粒だったのが、すぐに大粒の氷の塊がマシンガンのようなドカドカとチューゴ君の全身に降り注ぎます。
「これは一体何の罰ゲームアルかー!?」
そこに、ゴツっと凄い音と衝撃がチューゴ君を襲います。特大のアラレが激突したようです。そして衝突の勢いで宙吊りになったチューゴ君を振り子のように揺らします。
しかし、幸い体に痛みはありません(ぽこぽこ振ってくる雹を除く)。胸もとの辺りに冷たい飛沫が散っており、おそらくハーネスに衝突したのでしょう。
「やれやれ、お陰で命拾い…アイヤーーー!?」
よく見ると、命綱とチューゴ君の体を固定するハーネスの金具が変な方向にひん曲がっており、今にも外れそうです。
ハーネスが壊れたらチューゴ君は地面へまっ逆さまです。こんな事なら、さっきの特大アラレはチューゴ君の石頭にでもぶつかって、デカいタンコブでもこさえていた方がマシでした。
この有様では屋上に登る所ではありません。
「おい! ロープを緩めろ!朕を下に降ろすアル!!」
しかし、ロープはびくともしません。降りも登りもしないまま、チューゴ君を宙にぶら下げたままです。屋上にスタンバっていたスタッフ達はさっさと逃げてしまったのでしょうか。
「薄情モノ〜!!」


地上のスタッフも、降り注ぐ雹からの逃れようと次々に持ち場を放棄していきます。
「ま、待たんか!! レスキュー隊は呼んだか!?まだ来ないアルか!?」
チューゴパパは慌てて、スタッフの一人の首根っこを捕まえて詰問します。もしこの中華マンション西壁アタックを始める最初からレスキュー隊を待機させていれば、すぐに救助に行けたのですが。緘口令を敷いていた所為で、ついさっきまでチューゴ家の一部の者しかこの事を知らなかったのです。
消防へは通報はしましたが、残念ながらレスキューはまだです。
もたもたしているうちに、ハーネスはどんどんひしゃげていきます。

「だ、誰かーー!!」

チューゴ君の運命やいかに。
(-人-)ナム

152 名前:T90 投稿日:2008/05/14(水) 00:28:45 ID:XT4OC/Hc
●解説
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/korea/1195618710/166-169 の続きで、チューゴ君受難の巻、と。

当初は下のソースでSSを書こうとしてましたが、いじりすぎて実質ソース無し状態なので保管スレへ。orz

http://special.reuters.co.jp/contents/tibet_article.html?storyID=2008-05-05T154955Z_01_NOOTR_RTRMDNC_0_JAPAN-316463-1.xml
チョモランマで降雪、北京五輪の聖火の登頂が一段と不透明に
>>北京五輪の聖火のチョモランマ登頂は、降雪のため実現が不確実になった。……略……
>>主催者は世界各地で行われた聖火リレーで発生したような妨害行為を警戒しており、
>>登頂計画の詳細をメディアに公表していない。
________________________________________
この作品は、次のクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
表示-非営利 2.1 日本(http://creativecommons.org/licenses/by-nc/2.1/jp/)
このライセンスで定めた条件を満たせば、作者へ断りを入れなくとも、この作品の転載や、二次的著作物の作成が出来ます。

153 名前:名無しさん 投稿日:2008/05/14(水) 21:08:05 ID:EvqycFFk
>>150-152
ワラタw。ボロボロの姿になりながらもパパの命令は忠実に果たすチューゴの姿に感動!
しかしこれだけの苦労を払ってまで登頂したんだから、その価値は相当な物となるだろう。
・・・彼等にはw

154 名前:関係ないけど 投稿日:2008/07/10(木) 22:55:53 ID:nPCLAfgc
今の状態が小学5年なら、中3になるとこうなっているはず
@アメリー君のメイド Aチュウゴ君の女中 Bジュネーブ君的ヒキコモリ
Cクラスの中小国を操る裏ボス

155 名前:154 投稿日:2008/07/10(木) 23:07:06 ID:nPCLAfgc
↑ニホンちゃんの将来。多分学校は小中高大一貫。無事にお店とお家を継げるのか?

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