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韓国の歴史をものすごくわかりやすく書いてみた

161 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/28(金) 12:48:00 ID:DU6LnOa6
898 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2007/12/01(土) 00:47:38 ID:bbYJvCX4
(続き)

朝鮮兵「ふーっ、やっと給料が出たニダ・・・・?!何ニカこれ!屑のような陳腐米ニダ!!
役人が誤魔化したに違いないニダ!!文句言うニダ!! 」
役人「あーん?何ニカ?文句あるニカ?」
朝鮮兵「この!この!この!(ポカ!ポカ!)」
役人「何するニダ痛たたた!逮捕するニダ!」
朝鮮兵は捕まり、すぐに反逆罪で処刑されることになった。
朝鮮兵の父親「アイゴー!息子は何も悪くないニダー!大院君様ーお願いするニダー!」
大院君「ふむふむ! よし助けてやるニダ。おまえらは兵を集めるニダ!これも皆閔一
族が悪いニダ!王妃とこいつとこいつとこいつを殺すニダ!こうなったのも日本人のせ
いでもあるニダ。日本人も皆殺しするニダ!!」
かくて、明治15年7月23日の昼過ぎには続々と朝鮮兵が集結しだした。
日本人の教練を受け開化派で幹部を占められた別技軍は、日曜日ということもあり、
ほとんどが軍営に出所していなかった。しかし教官堀本中尉の家は軍営にあり、そこに彼は居た。

(つづく)

905 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 00:49:18 ID:o0rNUyoo
 併合前の日朝(続き)

(明治15年朝鮮事変(「壬午軍乱」正確には軍民の乱)は、この後日朝間での重要
キーワードとなるので、ちょっと詳しく書くぉ)

 この日、公使館付け武官水野勝毅歩兵大尉は、済物浦居留区予定地の測量に向う
部下や館員たちを見送った。
松岡中尉「大尉殿、では行ってきます」
水野大尉「おう、気をつけてな」
朝鮮人の子供「おじちゃーん。魚買わないニカ?」
水野大尉「おう、坊主。今日は何かいい魚があるか?」
朝鮮人の子供「鯰があるニダ」
水野大尉「そうか。よし何匹か買ってやろ」
朝鮮人の子供「カムサハムニダ」
水野大尉「おーい、軍曹」
千原軍曹「何すか大尉殿」
水野大尉「これ、さばいて料理しろ。公使たちも呼んで午餐とするべ」
千原軍曹「やあ、立派な鯰ですなあ。任せるっす」

162 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/28(金) 13:45:26 ID:DU6LnOa6
906 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 00:50:43 ID:o0rNUyoo
(続き)
 午餐を済ませた頃、1人の朝鮮人が堀本中尉を尋ねてきた。
朝鮮人「中尉と会う約束があるニダ。中尉は来るニカ?」
水野大尉「今日は事情があって公使館には来れないと言っていたが」
朝鮮人「アイゴー、困ったニダー」
水野大尉「分っているって。金を借りる話だろ。俺が立て替えといてやるから」
朝鮮人「カ、カムサハムニダ。助かるニダ」
水野大尉「まあ全額は無理だけど」
朝鮮人「そ、それでいいニダ。助かるニダ。これは秘密の書類ニ ダ」
水野大尉「うん?」
 それは、大院君が小銃隊を編制して攘夷を計画(妄想)している文書であった。
水野大尉「ほう、これはこれは。おーい千原軍曹、これ写しといてくれ」

 午後3時頃、公使館に尹雄烈部下の別技軍下士官が来て手紙を差し出した。
(尹雄烈)「今、乱民が兵隊と戦闘しているニダ。日本公使館を攻撃するようニダ。
その時は、銃を放ち剣を揮って自衛の策をするニダ』

 そこに、公使館雇いの朝鮮人が来て、
「今、乱民数百人が王宮に入ったニダ! 閔台鎬、閔謙鎬の邸宅も襲って家を壊しているニダ!」

907 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 00:52:01 ID:o0rNUyoo
(続き)
 ついで朝鮮人の子供が走ってきた。
「大変ニダー! 語学生のお兄ちゃんたち(3人)が南大門の所で襲われているニダー!」
花房公使「岡警部!」
岡兵一警部「巡査3人を遣ります!」
 そこに隣の詰所から朝鮮官吏が来た。
朝鮮官吏「乱ニダ!!乱ニダ!! 公使は皆を連れて裏の山に逃げるニダ!!」
花房公使「落ち着くっす。こういう場合は朝鮮政府に保護する義務があるっす。
政府が兵を派して護衛されるよう上に告げられよ」
朝鮮官吏「分ったニダ。言ってくるニダ」

 その頃南大門付近では、別技軍営を出て公使館に向って走る堀本中尉の姿があった。
刀を抜き額から流れる血を鉢巻で押さえている。しかし四方八方から猛烈な投石を
受けて昏倒する。
堀本「・・・無念!」
 忽ち人々が襲いかかり石塊などで打撃して頭骨をはじめ全身の骨を砕き、更に遺骸を分断した。
 語学生3人や岡警部が派した護迎の巡査3人もその後同様の姿となっていた。
(後に犯人のうち2名が逮捕され死刑に。麺売業と酒売業の者。)

163 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/28(金) 13:50:58 ID:DU6LnOa6
908 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 00:56:39 ID:o0rNUyoo
(続き)
 公使館では政府の護衛が来る様子もないことから、花房は水野大尉を呼んだ。
水野大尉「公使館に武器は殆どなく、今はどうしようもないがとにかく準備します」
 大尉は千原軍曹に告げ、軍刀を提げ拳銃を装着した。
 この時、公使はじめ館員ら17人、警護としては兵士が海軍医や看病夫も含めて4人、
警部・巡査7人であった。

花房「城内はどうなったろうか」
水野「軍曹を山に登らせて見させます」
 しばらくして千原軍曹は戻り、
「埃が舞い上がって城内がよく見えません」

 公使館門前で突然喚声が挙がった。大勢の朝鮮人が集っている。
朝鮮兵「パパーッ!(喇叭)皆こっちニダ。ここを壊すニダ」(この兵は後に逮捕。死刑)
朝鮮人「チョッパリをやっつけるニダ!!」
朝鮮人「ぶち殺すニダ!!」
朝鮮人「裏山から石投げるニダ!!」
 たちまち雨霰のように投石が来た。

909 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 00:58:02 ID:o0rNUyoo
(続き)
水野大尉「警部は巡査と正門を開いたままで守れ。軍曹は他の者と後門を守れ!」
 裏山から大声を発して石を投げてくる者がいた。水野が拳銃を放つ。5発で壊れて
使えなくなった(どんなだよ)。
朝鮮人「放火するニダ!」
朝鮮人「燃やすニダ!燃やすニダ!」
 乱民は公使館前後の民家に放火した。隣の朝鮮官吏出張所や詰所も炎を上げた。
 公使館内の部屋に火を投げ込む者がいた。浅山顕蔵通訳官と小林志津三郎巡査が拳
銃でこれを撃ち数人を倒す。
 それにより乱民はしばし襲撃を躊躇した。
(公使館の火災は朝鮮人の放火による(除く公堂))

水野大尉「今の内に飯を炊いて用意したがよい」
公使館雇の鈴木金太郎「朝鮮人炊事夫は皆逃げちまったよ」
同じく飯塚玉吉「俺らで炊くべさ」
 2人は飯を炊き水を確保し梅干を持って公堂に用意した。

 水野大尉は日本刀を抜いて舞い歌った。
「我に三尺の宝刀あり 血痕は認め難しといえども 幾星霜を 京城に 今宵一夜の夢
 紫電光中に犬羊(賊ども)を斃すを」
 すでに日は落ち、益々盛んとなった炎が夜空を照らした。公館内の医局も火に包まれた。

164 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/28(金) 13:56:11 ID:DU6LnOa6
910 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 01:00:00 ID:o0rNUyoo
(続き)
 乱民多数は恐るるに足らず。火を防げば守りは明朝に至るも難くはなし。而して必
ず朝鮮政府は兵を派して鎮圧せん。
 それまでは何としても守り抜く。これが皆の思いだった。
(しかし決して朝鮮人に何かを期待をしてはならんとですよ)

 周囲の民家も全て火となり、乱民の中から銃声が聞こえた。矢も飛んでくる。投石は益々激しい。
今や公館内で火がついていないのは公堂のみ。そこに攻撃が集中した。

朝鮮兵「ププー!(角笛)撃つニダ!撃つニダ!」
朝鮮兵「ニダー!」ズドーン!(火縄銃)
朝鮮兵「当ったニカ?」
朝鮮兵「分からんニダ。また撃つニダ!」ズドーン!
 しかし公堂から反撃の弾丸が飛来した。
朝鮮兵「わーっ!!やられたニダ!!」
朝鮮兵「どこ当ったニカ!?」
朝鮮兵「ウーウー、股を撃たれたニダ。・・・もうお家に帰るニダ」(この兵は後に逮捕されたが翌日に変死)
鍛冶屋「槍持ってきたニダ 軍営から盗ってきたニダ」
乱民「よく狙って投げるニダ!」
鍛冶屋「うーんと、うーんと、いつ投げたらいいニカ?」
(この鍛冶屋は結局投げそびれて軍営に槍を戻した。後に逮捕され流刑に)

911 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 01:01:16 ID:o0rNUyoo
(続き)
 いよいよ乱民の勢いは増し、角笛を吹いて喚声を上げ、まさに門内に突入する勢いを見せた。
 急に巡査が門を閉じた。
水野大尉「徳川公浜松城の事を知らぬか!門を開けよ!」
(詳しい人ヨロ)
 門はすぐに開いた。
 実は門を閉じて恐れているように見せて乱民の突入を誘い、一度に多数を斬り捨てるという
岡警部の作戦であった。巡査らは乱民の中に斬り込みたい衝動を押さえかねていたのである。(必殺の意満々!)
 火の勢いは益々盛んで殆ど公堂に及ぼうとしていた。水野大尉はこれ以上公使館を
守ることの不可能を悟った。軍記章を胸に刺し重要書類を火に投じた。
 皆が公堂に集る。
水島義「貴殿と僕とは戊辰の敵同士であるなあ」
水野大尉「うん、君は会津とな」
水島義「僕が先鋒となって血路を開こう。幸いに生還したら陸軍で僕を使え」
水野大尉「快男児とは君のことだ。公館の功臣ぞ」
水島は佐川晃軍医にも向って、
「貴下も戊辰の敵だ。名を落とすなよ」
佐川軍医「もとよりさ」
小林巡査「僕が地理に詳しいから先導しよう」
岡警部「山道を進むのは難しい。それよりも正門から突進して死を潔くしよう」
水野大尉「山上は賊が充満している。それを避けて迎恩門から楊花津に向うのがいい」
大庭永成館員「ここで死を待つという道もある」

165 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/28(金) 13:59:46 ID:DU6LnOa6
【補足 911の浜松城の故事について 本スレ933】

933 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 20:24:10 ID:HqWbFKUw
>>911の「徳川公浜松城の事を知らぬか!門を開けよ!」と言う件ですが

徳川家康が武田信玄に三方が原の戦いで惨敗し、浜松城に逃げ込んだ時の故事ではないかと思われます
この時家康は、敢えて浜松城の城門を全て開け放ち、篝火をたいて城に十分な兵力が待ちかまえているように
見せかけたのです(兵法36計のひとつで空城計と呼ばれます)。おそらく水野大尉は力では公堂を守るに
兵力が足りないため、敢えて門を開け放ち「罠があるぞ」と錯覚させる作戦を採ったのでしょう。
門を閉じてもどうせ守りきれないなら、ハッタリをかまして敵の攻撃自体を中止させようという大バクチです

【閑話休題】

166 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/28(金) 14:04:04 ID:DU6LnOa6
912 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 01:04:05 ID:o0rNUyoo
(続き)
 いろいろ意見が出たが、結局は公使の判断であった。
水野大尉「巡査3人も帰らない。事は迫った。従容として死に就くか、突撃して天に任すか、
公使には早く決められたい」
花房「諸君の議論はまだ尽さないところがあるっす。正門を出て金輔鉉長官の軍営に
行って保護を求めるっす。もしそれが不可なら、王宮に入って国王と安危を共にするっす。
辱めを山野に晒すなかれ」(花房カッコヨス)
一同「諾!」

 皆は飯を掻き込みビールを割って飲む。次いで公堂に火を放つ。この時夜12時。
 門前に整列する。総勢28名、剣を握り拳銃を持つ者僅かに10余名。
 そして、決死吶喊門を出る。鈴木金太郎国旗を掲ぐ。乱民は突然の事に驚き狼狽し
逃げ散ろうとする。転倒する者多し。且つ道狭く大勢が急には退けない。そこに日本
勢が白刃を揮って斬り込む。斬った乱民およそ20人。
朝鮮兵や乱民は蜘蛛の子を散らすように逃げた。
(後にこの時の乱民中、松明を用意した鍛冶屋と包丁を構えていた食料品屋が逮捕され、流刑に)

 遂に一条の血路を開いて大道に出る。
 乱民は萎縮して遠くから瓦礫を投げるだけ。日本勢は佐川軍医1人が軽傷。
 しんがりの水島が言う。
水島「賊どもは臆病者ばかりだ。これでは剣を揮う時がない。先導にしてくれ!」
水野「先導は普通の者で勤まる。しんがりは剛の者でなければ出来ない。務めてくれ」

913 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 01:06:00 ID:o0rNUyoo
(続き)
 この間、城内では反乱兵民がは閔氏一族の邸宅の破壊と掠奪を繰り返していたが、
やがて王宮に攻め入った。
朝鮮兵「別技軍の尹雄烈を出すニダ!!あいつは日本人と通じているニダ!殺すニダ!」
尹雄烈は当直で王宮にいた。
国王「尹雄烈!! おまえは逃げるニダ!」
尹雄烈「自分は死んでも国王のお側を離れません!」
国王「いいからイキロ! また国を建て直す望みもあろうから今は逃げるニダ!!命令ニダ!!」
尹雄烈「王様ー!! ううう・・・」
 尹雄烈は召使いの服に着替えて王宮を落ち延びた。
 その後、大院君が王宮に入った。
大院君「静まるニダー!!」
朝鮮兵「国父さまニダ! 大院君様ニダ!」
大院君「今から国家の大事を行う。王妃を探すニダーっ!!」

167 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/28(金) 14:12:23 ID:DU6LnOa6
914 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 01:07:42 ID:o0rNUyoo
(続き)
 王妃は必死で身を隠すところを探した。
王妃「閔台鎬さまー! 匿ってほしいニダー!!」
 閔台鎬は王子の妃の父である。
閔台鎬「うん? 大院君さまーっ! 王妃はここにいるニダー! 」
王妃「きーっ! 嫁の父親と言うのに!」
閔台鎬「だ、大院君さまには逆らえないニダ」
王妃「この裏切り者ー!!」
洪啓薫「王妃様ーっ! ウリがウリが!」
王妃「おお! 背負って逃げておくれ!」
 王妃は洪啓薫に背負われて王宮を脱し、途中、京城の変を聞いて兵を率いて駆けつけた
忠清道の将官と遭遇し、忠洲の閔応植の自宅に匿われた。
 その後、国王は女官に王妃の服を着せて大院君らに差し出し毒殺させたという。
 一方、公使館を脱した日本勢は金輔鉉長官の軍営に着いた。しかしここには誰もいなかった。
大門内に入ると屋根の上から瓦礫を投げる賊数人がいた。
 小林巡査と浅山通訳官が拳銃で撃ち1人を斬った。
花房「よし!王宮に向おう!」
 再び大路に出て南大門に至る。しかし扉は堅く閉ざされ、叩いて門守を呼んでも返答は無い。
花房「うーん。公使としての我が本分はここに尽きたっす。今は再び襲撃を受けるよりも
楊花津に行って後事を図ろう」
 一行は楊花津に向った。雨が降り始め暗黒の中に道を探した。小林巡査は公使の手を取り、
腰の手ぬぐいを老館員の石幡真に持たせて扶助した。

915 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 01:09:45 ID:o0rNUyoo
(続き)
 翌日7月24日未明、一行は楊花津に着く。
楊花鎮将兵「何かあったニカー?」
 花房は京畿道長官ら宛ての手紙を書いた。
「保護の兵は一兵も来なかった。王宮に向ったが門は開かず。止むを得ず仁川府に向う。
速やかに乱を平定するように」
花房「この手紙を京畿道長官らに渡してくれ」
将兵「分ったニダー」
 一行は漢江を渡るために川口に行って船を求めた。しかし人を呼んでも来る者がなく、船を奪って渡った。
 前夜からの雨は益々激しくなり雷鳴を伴う豪雨となった。道が極めて悪く皆が泥濘に足を取られた。
疲労が激しい。

 途中民家を見つけて麦を買い、これを炊いて飢えをしのぎ、焼酎を求めては渇きを癒した。
 また、輿を商う家を見つけ、これを一つ雇った。
水野大尉「公使、これに乗られよ」
花房「岡警部。君は足を傷めている。君が乗れ」
岡警部「自分は大丈夫です。公使が乗ってください」
花房「僕はよい。誰か乗る者はいないか」
水野大尉「とにかく公使乗ってください!」
水野は強引に花房を乗せた。

168 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/28(金) 14:30:46 ID:DU6LnOa6
916 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 01:13:05 ID:o0rNUyoo
(続き)
 一行が仁川府に着いたのは午後3時ごろだった。
 仁川府使鄭志鎔が出迎え、居留地測量のために出張していた京城事務官の高永喜も
出迎えた。
府使「変の事は聞いたニダー。大変だったニダー。ここは安全だからゆっくりするといいニダー」
 府使は新しい衣服を公使に出した。
花房「感謝する」
岡警部「松岡中尉らはどこにいようか」
高永喜「今は済物浦の方にいるニダ」
岡警部「この手紙を渡して報せてもらえまいか」
高永喜「使いをやるニダ」
府使は政堂を開いて公使の休憩所に提供し、門外の1官舎を巡査らの休憩所に充てた。
府使「何もないがくつろいで何か食べたらいいニダ」
水野大尉「岡警部、どう思う?何か変だ。ここも安全とは思われないが」
岡警部「自分もそう思う」
水野大尉「公使。ここも安全とは思われませんが」
花房「・・・・うむ」
 しかし府使のもてなしは厚く、何より疲労が激しく、よって皆は衣服を脱いで乾かし休憩した。
 水野たちも1杯の焼酎と2個の鶏卵に飢えを癒した。
 横になって眠る者もいた。

917 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 01:15:32 ID:o0rNUyoo
(続き)
 夕方5時になろうとする頃、突然銃声が外で轟いた。
 窓から瓦礫が飛び込んできて水野大尉は飛び起きた。門外で大騒動があっている。
 そこに僅かに襦袢を着けて裸足で刀を提げた遠矢荘八郎巡査が入ってきた。
全身が血で染まっている。
水野大尉「どうしたっ!!」
遠矢巡査「寝ているところを襲われました!!」
 続いて五十嵐萬吉巡査が全身から血を滴らせて刀を杖にしてよろめきながら来る。
 他に廣戸昌克巡査、宮鋼太郎巡査がついに戻らない。横山貞夫巡査は傷を負いながらも
門を閉じて敵を防いでいた。
水野大尉「横山ーっ!!こちらに戻れ!」
横山巡査「他はやられました!近藤語学生も門前に倒れています!」
水野大尉「きゃつらやっぱりそうか! ええい今は悔いても仕方がない。服装を整え
て屍の辱めを残すな!」
 水野たちは急いで服装を整えると刀を抜いて公使の元に走った。再び銃声がした。
矢も石もまた来る。見ると公使休憩の政堂の後ろの壁に賊が群がり、その内6、7人が
銃で中を狙撃している。銃弾が室の中を飛び交う。
 浅山通訳官、小林巡査が拳銃で応戦する。
 別棟に居た曽庸輔館員がまた負傷してくる。
水野大尉「水島はどうしたか!?」
曽庸輔「彼も傷を負っているのを見た!その後は分らない!」
 浅山通訳官が右足に被弾する。
花房「浅山!」
浅山「大丈夫っす。かすり傷っす」
 仁川府の兵士が賊徒と一体であることは明らかだった。
(当時の朝鮮では兵と民の区別は服装では見分けがつかない )

169 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/28(金) 14:33:50 ID:DU6LnOa6
918 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 01:18:17 ID:o0rNUyoo
(続き)
 皆は口々に言った。
「このまま座して狙撃されるより門を出て奮戦し、そこで死んだほうが快い」
花房「よっし!!」

 公使を列の中央に擁し吶喊して門を出る。
「ウオーッ!!」
 水野、浅山、千原が先鋒、近藤書記官がこれに続く。
 府兵3、40人が槍を構え眉尖刀(なぎなた)を舞わして立ちはだかる。
浅山が拳銃を2発撃つ。水野と千原が白刃を揮って斬り込む。
「ウリャーッ!!」
勇躍奮迅、府兵はたまらず逃げ散る。
 日本勢は再び血路を開き走って右折し一大路に出た。
水野大尉「軍曹!済物浦への道は知っているか!」
千原軍曹「知りません!」
近藤書記官「これが済物浦への本道なり!」

 しかし朝鮮兵は眉尖刀を振り上げ瓦礫を投げて追撃して来る 。
朝鮮兵「花房こーし。花房こーし」
朝鮮兵「待つニダよー!」

919 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 04:40:09 ID:o0rNUyoo
(続き)
岡警部「よーし!来やがれ!!」
 しんがりの岡警部が迎え撃つ。甚だ危うし。
小林巡査「公使!」
花房「行け!!」
 小林巡査が変転して躍りかかり岡警部を危機から救う。なおも拳銃を数発撃つ。朝
鮮兵がひるんで追うのを躊躇する。
近藤書記官「この先に兵が伏せていたら最後ですねえ」
花房「そういうことっす」

 その時前方に見る、乗馬姿の久水三郎館員、高尾謙三公館雇。岡警部からの手紙を
見て急いで駆けつけてきたのであった。
久水「閣下よくぞ御無事で!!」
久水は馬を楓玄哲語学生に渡し、
久水「先に済物浦に行って船の準備をするように!」
高尾「閣下はこれを」
と馬をすすめる。
花房「浅山通訳官、君が先に乗れ。怪我をしている!」
浅山「自分は鞍の後ろに座って閣下を護衛したいです」
花房「それもよし」
 2人は馬にまたがった。
 そこへまた松岡中尉、杉村濬館員、武田甚太郎陸軍語学生が駆けつけた。
水野大尉「諸君らは公使の護衛として共に行け!」
松岡中尉「はっ!」
花房らが走り出した時に後ろの山中から1発の狙撃音が響いた。しかし当らず。

170 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/28(金) 15:44:09 ID:DU6LnOa6
920 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 04:42:18 ID:o0rNUyoo
(続き)
 朝鮮兵は日本勢に増援があったのを見て遂に追撃を中止した。(しかしこの後3、40分後に
新たな府兵を得て再び追撃を始め、済物浦に至る)

 花房一行は済物浦に着くと朝鮮警吏を得て小船を調達し、月尾島に渡る。
(距離800m)そこで、航海に耐える大船を捜す。また武田と楓が後から来る一行のために
済物浦に船を戻す。
 残る近藤書記官一行18人は、負傷者を扶助し、或いは雇った朝鮮人に背負わせ、
全員済物浦に着く。しかし公使らは既にいない。よって船を奪って海に押し出したが
櫓も櫂も無い。手でかくが潮流が強く前に進まない。

水野大尉「昔、ロシアのゴローニン船長は函館の獄を脱して小船を奪ってカムチャッ
カまで行ったという。その時の気力を思え。月尾島は目の前にある。皆で力を合わせ
るならどうして渡られないことがあろうか」
千原軍曹「大尉その話ほんとっすか」
水野大尉「知らん。ガハハハハ」
千原軍曹「もう疲れるっす」
 実際皆の疲労は酷かった。
鈴木利作海軍看病夫長「いいから、みんなガンバレーッ!!
ほらそこっしっかり手でかかないか!
こらー!おまえ手が止まってるぞ!」
千原軍曹「はぁはぁ、鈴木看病夫長は元気っすねえ」
鈴木「俺がへたったら外に看病する者がおらんわい」
 石幡老人は帽子で浸水を汲んでいた。
鈴木「じっちゃんは無理しなさんなや」

921 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 04:44:23 ID:o0rNUyoo
(続き)
 その頃残る皆を迎えに来て済物浦に着いた武田と楓は一行を見つけられずに焦慮していた。
武田「皆いないのかー!」
楓「おーい!」
浜の朝鮮人「先ほど誰かが船で島に向ったニダ」
武田「おー、船を調達してもう行ったのかもしれん」
楓「よし戻ろう」

 近藤書記官一行の船がようやく島に着いた頃、武田たちの船も戻って丁度遭遇し、
こうして一同27人が会することが出来た。
 この日、仁川府で戦死した者4名、生死不明2名(後に死亡を確認)、負傷者は5人であった。

花房「仁川府にしばらく居て様子を見る積りであったが、今となっては如何ともし難い。
もはや日本に帰国せざるを得ない」
近藤書記官「航海に耐える大型の船を見つけねばなりません」
杉村濬「仁川府で、南洋湾沖に外国の蒸気船が碇泊していたと聞きました。
まずこの船を捜しましょう」
花房「うむ。もしそれが見つからなかった場合は食料薪水を十分に積んで航路付近で
外国船の通行を待たねばなるまい」
 海図も何もなくて日本にまで渡航するのは到底無理なことであった。

171 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/28(金) 16:21:56 ID:DU6LnOa6
922 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 06:43:43 ID:o0rNUyoo
(つづき)
 やがて和船の形をした50石ばかりの船を雇うことができた。
 25日、潮に乗って進み帆を上げるが、風が逆向きで思うように進めない。済物浦から
7マイル沖で一度錨を降ろす。
水野大尉「外国船が見つかるのが何時になるか分らない。今 米は僅かに1俵に過ぎない。
食事を日に2度に減らして粥にして数日は保たせるべきで ある」
花房「もっともっす。君にその事を任せるっす」
 しかし食事に不平を鳴らす者もいた。
「えーっ 粥かあ。これじゃあ力が入らんぞ」
「文句を言うな。公使を見ろ」
 花房は皆に混じって黙って同じ粥をすすっていた。
「す、すまん」

 25日夜、風向きを見て再び船を出す。たまたま朝鮮船が南洋湾から帰るのと出会った。
浅山通訳官「南洋湾で外国船を見なかったか」
朝鮮人「見たニダ。島の近くに止まっていたニダ」
 一同はこの言葉に大いに力を得てその方向に進んだ。

923 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 06:45:53 ID:o0rNUyoo
(続き)
 26日朝、この日は霧が深かった。午前11時頃になってから霧が晴れ始めると、
はるか前方に3本マストの外国船がいるのを見た。一同は拍手し躍りあがって喜ぶ。
 先ず京城から護持して来た国旗を旗頭に掲げて目印とする。(この時の国旗は今も
東京九段の遊就館に保存されているはずである)
 午後3時ようやく近くまで進んだ時に、外国船が気付いて小蒸気船を出してくる。
 皆で本船に移る。すなわち英国測量船フライングフィッシュ号であった。艦長はじめ
公使館皆がよく知る人ばかりである。艦長は本日ここを離れて移動する予定であったが、
霧のために動けず、それでこうして遭遇出来たと言う。
 まことに天の幸と言う他はなく、皆の感激はひとしおであった 。
 艦長はじめ皆の優遇懇切は至れり尽せりであった。
 花房公使は、朝鮮国王宛ての書として、難を避けてここに至る経過を略述し、
近く再び渡航する旨を告げ、京畿道長官宛てに、死者を格別に埋葬し、生死不明者を救護
することなどを述べ、また堀本中尉宛ての書を、和船の朝鮮人船主に托した。

艦長「いったい何事があったのでーすか?」
 花房は京城での事変のあらましを語った。驚いた艦長は、
艦長「これはただ事ではない。公使は日本に帰ることを望んでおられましょー。
釜山でも長崎でも望まれるままに行きまーす。いや話は後にして直に抜錨して出発の準備
をしましょー」
 測量に出したボートを回収し出発したのは夜10時だった。
水野大尉「この船はなんとすごい速度で走るのう」
士官ベイカ大尉「名前の通りでーす」
水野大尉「飛魚号とはよくぞ名づけましたなあ」
ベイカ大尉「大尉に贈りたいものがありまーす」
 ベイカ大尉は衣服一式下着靴まで差し出した。水野大尉は敢えて辞退せずに感謝し
てこれを着た。

172 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/28(金) 16:57:28 ID:DU6LnOa6
924 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2007/12/06(木) 06:51:40 ID:o0rNUyoo
(続き)
水野大尉「貴下の親切は感謝に堪えない。僕はこの軍刀の他にもう一刀を持っている」
 水野は一振りの日本刀を取り出し鞘から抜いた。刀身はほのかに血の臭いがした。
水野大尉「これは1877年の日本の西南戦争の時に得たもので、今度の京城での戦
いで聊か血を注いだものである。願わくば貴下に贈って自分の微衷を現したい。貴下
は受けてくれようか」
ベイカ大尉「オー!僕はもとより日本刀が大好きでーす。しかしこの刀は貴下の重宝
で、子孫に伝えるものでーす。僕が貰うのは忍びないですねー」
水野大尉「そうではない。現在その国威が5洲に冠たる大英帝国の士官がこれを欧州
に伝える、すなわち刀の栄光であり僕の栄誉もまた大となる。貴下には辞することなく
これを受けられよ。貴下の貸与した衣服は持ち帰って永く記念としたい」
ベイカ大尉「オー!サンキューサンキュー! 感謝の言葉がありませーん。喜んで受けましょー」

 公使は艦長室に、大尉は士官室に、またそれぞれも相当の厚遇を受け、負傷者も手
厚い治療を受けた。
 長崎に着いたのは29日夜11時半であった。

(ポイント  米朝条約に対する守旧派の不満が遠因。軍乱ではなく軍民の乱。閔政権の
腐敗が背景。遅配給与米への兵士の抗議が発端。それを乱に導いたのは大院君。
また、日本政府は後に、乱前に出回った大院君の檄文と反乱兵士らとの密約書も入手
している。王宮に向わんとした花房の「本分」が日本政府の当時の意向。公使館を焼
いたのは乱民。公堂はいずれ延焼していた。)
(つづく)

173 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/28(金) 17:44:03 ID:DU6LnOa6
937 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/07(金) 23:45:47 ID:Qc3LZCJv
  併合前の日朝(続き)

 花房公使は直ちに外務省に打電。時に30日午前0時半。事変の概略を述べ、更に、
(花房)「元山津には軍艦がいるが、釜山にはいないので居留民保護のために至急軍
艦を差し向けられたし。また今後の事変処理には十分な護衛が必要。進退の指揮を待つ」
(花房、京城に戻る気満々)

 ところが、井上馨外務卿から返電があったのは午前8時。
井上外務卿「無事を喜ぶぉ。船便あり次第、残らず東京に帰るぉ」
(暢気な人だ)
 しかし政府は直に事の重大さを知った。とりわけ清国が属国の問題として干渉して
くるのは必至であったし、南進の機会を狙うロシアの挙動も注意せねばならない。
 4時間後の12時に再び井上から電信。
井上「さっき上京せよと言ったの取り消しね。軍艦を下関に出すぉ。それで君は再び
京城に行くぉ」
 また在日本英国公使は、フライングフィッシュ号に仁川に向かうように指示。艦長
通訳に英語は久水三郎、朝鮮語は高尾謙三を乗せることで日本側に便宜をはかった。

938 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/07(金) 23:47:22 ID:Qc3LZCJv
(続き)
 8月2日には、朝鮮の日本人居留区である釜山と元山にも事変のことが伝わった。
 釜山は平穏であったが京城に近い元山では朝鮮人も動揺する者が少なくなかった。
朝鮮人「大乱があったらしいニダ!こっちにも来るかもしれんニダ!」
朝鮮人「女子供を隠すニダ!!」
朝鮮官憲「あ〜ん? そこの女、指にしているのは指輪ニカ? ちょっとよこすニダ」
朝鮮女「何するニカ!ひどいニダ!」
朝鮮官憲「これは貰っとくニダ。ついでに金もよこすニダ」
朝鮮女「アイゴー!!」
朝鮮人「ひどいニダー! お役人様ー!!」
弁察官(役人)「何ニカ? うるさいニダ どうでもいいニダ」
朝鮮人「ファビョーン!! 許さんニダ!!」
朝鮮人「みんな! こんなやつらやっつけるニダ!!」
朝鮮民衆「打ち壊すニダ!!」
 ドカン!ドカン! 民衆は怒って弁察官の家宅を破壊した。
役人「ににに、逃げるニダ!」
 その勢いの激しさから日本居留区も襲撃するとの噂が立った。また、数日前から軍
艦(磐城)は米などの食料を下関に取りに行って留守であることから、いっそう居留
民の不安をかきたてた。皆は銃や刀を携え厳重に警戒したが、やがて軍艦が戻り漸く
安心するに至った。

174 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/28(金) 18:25:41 ID:DU6LnOa6
939 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/07(金) 23:50:56 ID:Qc3LZCJv
(続き)
 一方、釜山では副田節領事が日本海軍からの情報で、事変の経緯、大院君の指示、
日朝双方の被害などを早くも把握していた。
 3日になって釜山領事館に東莢府使が突然訪問した。
府使「政府から通達(日本歴7月25日付)があったニダー」
領事「聞こう」
府使「うーんとね。『議政府が思うのに、昨日のは軍が乱をした事で、日本に書簡を
送るが、ま、取り敢えず領事にそう通知しておけ』とのことニダ」
領事「それだけかよ」
府使「こ、これは全く内乱であって、その余勢が日本公使館にも及んだニダー。政府
でも多数の要人が死んだニダー。兵が皆反乱したので公使館の保護も行き届かなかっ
たのは気の毒だったニダー」
領事「その根拠は?」
府使「ウリに特別に大院君様から私信もあったニダ」
領事「それも聞こう」
府使「うーんとね。『今度の事は、全く朝鮮国内の問題であって日本には関係ない事
ニダ。その余勢が日本公使館にまで及んだ事は真に不安の至 りニダ。けれども、朝鮮人
民は遠くから大声を出して小石を投げたぐらいのことで、決して 肉薄して攻撃するよ
うなことはなかったニダ。それを公使館の者が驚愕の余りに思い過ごしをしたようニダ
』などとあるニダ」
領事「ふーん。ところで、僕はこの私信を送った人が主謀者だと思うね」
府使「あ、あ、あの、どどど、どこからそれ聞いたニカ?」
領事「あらゆる情報を総合すると決して間違いないね」
府使「ままま、い、いずれ誰かは分るニダ」

940 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/07(金) 23:54:38 ID:Qc3LZCJv
(続き)
フライングフィッシュ号艦長は仁川に着き、7日に朝鮮官吏と対談した。
艦長「その後どうなりましたかー。日本政府にまだ挨拶していな いようですがー」
高永喜「こ、国王は無事ニダ。王妃は驚いて倒れて死んだニダ。 仁川府使も急に病死したニダ。
政府は大院君様が執政されてあるニダ」
艦長「オー、大院君さんは外国嫌いですねー」
高永喜「け、決してそうではないニダ。今度の乱で外国嫌いの愚かさを知ったニダ。大
院君様は乱で日本公使館の人たちが死んだ事を最も悲しみ、外交というものが大切な
事を悟り懺悔されて、日本公使はどこにおられるニカ、無事ニカ、と切に公使のこと
を思われているニダ。公使には一日も早くこちらに来られてお会いしたいニダと言われ
ているニダ。自分は乱後まだ家に帰ることを許されずに大院君のお側にいるので、大
院君様の言葉が真実であると証明するニダ」
高尾「しかし君は憔悴しきった顔をしているが大丈夫かね」
久水「ほんと別人みたいじゃん」
高永喜「だ、大丈夫ニダ(汗)」

175 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/29(土) 11:38:49 ID:QYFMH3xs
941 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2007/12/07(金) 23:58:01 ID:Qc3LZCJv
(続き)
 ところが11日に日本政府宛ての大院君執政の朝鮮政府からの手紙にはこうあった。
「貴国と我が国は3百年の交際があるニダ。しかし我が国の軍と民は昔の習慣にあるニダ。
時に日本人(堀本中尉ら)がいろいろとやかましく言ったことで弊害となったのは
日本政府も承知しているだろうニダ。当日には小さな事から大騒動となり千人万人
が蜂起して家を壊し人を殺したニダ。日本人も死んだニダ。日側も我が国の人に銃を
撃って剣をふるって殺したニダ。我が国も不幸なら貴国も不幸だったニダ。仁川で死ん
日本人は手厚く埋葬したニダ。幸い我が国には威信あまねく及ぶ大院君様がいるニダ。
大院君様が乱民の中に入って諭すと皆感じ入って退散したニダ。これは我が国先祖
代々の徳ニダ。今度のことは不幸に始り幸福に治まったニダ。以上ニダ」
 これを下関で最初に受け取った宮本小一外務大丞は日本政府に、
宮本「日本公使へ気の毒だったの一言もない無礼な書で、喧嘩売ってんのか?と思う
ぐらいですけど、ま、そちらに転送します」と報告した。
 後にこの無礼の書は、花房から水野大尉の手を経て朝鮮政府に突き返された。
 また、他には新設していた外交部門を廃止して、旧来のものに戻したとの通知もあ
った。つまりは開国を止めたとの意味である。おそらく米朝条約も廃棄する積りだっ
たのだろう。

 清国政府も兵を派することに決めた。建前では朝鮮政府から要請があれば派兵する、
であったが、大院君の政府がそれを望むはずもない。後に清国提督が花房に、
「我々は朝鮮に干渉するのではないアル。友誼として行うアル」と言った。
 つまりは属国に対しては、事を行う時はどんな理由をつけでも行うのである。
(つづく)

951 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2007/12/10(月) 01:27:21 ID:m/ZAuAJS
併合前の日朝(続き)

 さて、日本政府が京城・仁川の日本人の消息と事変処理の談判交渉を求め、あらゆる
事態を想定して訓条を練り上げたのは8月2日。
日本政府「花房公使は再び京城に行くべし。でさ。日本も幕末から維新、明治10年
頃までと、いろいろ内乱があったさ。国が変革する時ってそんなものだし日本に限ら
ずそうだったじゃん。だから多分朝鮮もそうだと思うんよ。で 朝鮮には相当の謝罪
と賠償をさせにゃならんけど、兵力を以って朝鮮国を蹂躙するようなことになっちゃ
いかんと思うのよ」

 とまあ、これが日本政府の朝鮮事変に対する方針の基本だった。その上で朝鮮政府
の責任問題として次のように選択肢を定めた。

1 朝鮮政府は乱鎮圧に全く力及ばなかった。
2 朝鮮政府は乱鎮圧を怠り事後の処分も怠った。
3 朝鮮政府は乱を企画した。

1の場合、情状酌量するが、我が国からの要求は公平に求める。
2の場合、朝鮮政府の責任は重い。我が方からの要求も重く、談判も強く行う。
3の場合、最も激烈な談判をし、強償の処分に出、和平の範囲外となる。

176 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/29(土) 18:44:08 ID:QYFMH3xs
952 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2007/12/10(月) 01:28:49 ID:m/ZAuAJS
(続き)

井上外務卿「まあ、朝鮮政府の責任が軽いなら我が国の要求も軽く、重いなら要求も
重くなるぉ。で、詳しい事は現地に行かないと分んないから、花房に委任するぉ」
山縣参議「で、もし3のような激烈な談判を要するような最悪の事態であった時は、
強償の処分として諸島を占領して賠償の抵当とするっちゃ。ボアソナードも万国公法
が認めるところであると言ってるっちゃ」

 政府お雇いのフランス人法学者ボアソナードはそのことを指摘し、その時は各国に
強償の処分を宣言するという公告案も作成した。

 しかし結果としては花房は、1と2の間で処理したのであり、一時3になりかけたが、
結局はそこに至ることはなかった。
 清国軍と米国軍艦の圧力で日本は諸島割譲要求を諦めた、などと妄言するウィキも
あるけどね。
花房「米国艦長が大統領名で米国は「善意の調停」をしたいと言ってるすが」
井上「そんなの無視じゃね?」
なのであった。

(つづく)

953 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/10(月) 23:01:18 ID:m/ZAuAJS
併合前の日朝(続き)

 で、先発隊の軍艦金剛が近藤真鋤書記官、仁禮景範海軍少将を乗せて仁川に着いたのが9日。
 そして翌10日夜には清国軍艦3隻が来た。
近藤書記官「ん? 何か?」
丁汝昌提督「在日本の我国の公使からの電報で事件を知って来たアル。日本を援助護衛したいアル」
近藤「ふ〜ん」
 実はその電報にはこうあった。
「日本が高麗に兵を送るアル。我国は日本より先を制し、高麗を鎮圧して凶徒を懲罰し
て謝罪させる必要があるアル」
 それは宗主国の面目にかかわることであった。
 で、当時の中国人は朝鮮のことをまだ「高麗」と呼び習わしていた。例えば「大清国属高麗国旗」とね。
馬建忠「米国軍艦も1隻来るというアルネ」
近藤「あ、そ」

177 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/29(土) 18:58:44 ID:QYFMH3xs
954 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/10(月) 23:02:56 ID:m/ZAuAJS
(続き)
12日、花房公使が明治丸で入港。高嶋鞆之助陸軍少将らも同行。また事変当時日本に
滞在していた金玉均も共に乗って来て上陸する。
金玉均「今、朝鮮人の多くは清国の力を借りて暴徒を鎮圧したいと言っているニダ。
けれどウリは違うニダ。他国の力を借りずして独力で国を変えたいニダ。この前ウリは
死を決して王に謁見してこのことを言うはずだったニダ。けど皆が引き止めたのでやめたニダ」
仁禮海軍少将「おー、頼もしいね」
金玉均「では、行ってくるニダ」

 数日後、金玉均は朴泳孝ら数人を引き連れて戻ってきた。
金玉均「京城では潜伏できんかったニダ。やっぱりイルボンが保護するニダ」
海軍士官「あちらの運送船(品川丸)に乗んなよ」

 仁川府に埋葬されていた日本人の検視をしたのは、事変当時公使館で「ここで死ぬ
のがよい」と言った大庭永成である。
大庭「まことに酷いものでした。皆裸にされて荒縄で体を縛り斬首された姿で柩に投
げ込んでありました」
近藤書記官「怒、朝鮮政府の書簡では丁寧に埋葬したと言っていたではないか!!」
朝鮮官吏「あ、あ、あの・・・・・・ニダ(汗)」
近藤「公使、以上でした」
花房「うむ」

955 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/10(月) 23:03:59 ID:m/ZAuAJS
(続き)
 日本陸軍兵も続々と上陸しておよそ1大隊600人ほど。
 しかし清軍は3000人が南陽浦に上陸した。

花房「そろそろ京城に行くっすかね」
朝鮮外交官「ま、ま、まだ宿の用意が出来てないニダ!」
近藤書記官「遷延の策にはのらんぞね」
 応じるそぶりを見せて決して応じないという、朝鮮の外交術である遷延の策(引き伸ばし戦術)に、
明治初めの日本外交官は苦しめられたが、やがて、そういう時は無視してやるべき事をやるのがよいと分った。
花房「では出発ーつ!」
 陸軍2中隊およそ300人と海軍陸戦隊90人が護衛する。
朝鮮外交官「兵を連れては皆が驚くニダ!」
花房「(ガン無視)」
朝鮮外交官「では、大院君様の別荘を宿にするニダ」
花房「(ガン無視)」
仁川府に着いた。
趙寧夏軍大臣「もっと護衛の兵を増やしたがいいニダ(←親日のふり)」
花房「(ガン無視)」
趙寧夏軍大臣「あの時は自分が尹雄烈に公使館に報せるように言ったニダ」
花房「(ガン無視)」
趙寧夏軍大臣「今夜密かに国王に公使の入京を上奏するニダ。明後日までここで待つニダ」
花房「しばらく兵を休めるが待つ気はないっす」

178 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/29(土) 19:04:16 ID:QYFMH3xs
956 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/10(月) 23:06:27 ID:m/ZAuAJS
(続き)
 花房は次の掲示文を各処に貼らせた。
「我が兵がここに来た。話し合いのためであり戦争するためではない。皆はいつもの
ように畑を耕し、機を織り、安心して家業するように。驚いたり動揺したりするなかれ」

 再び出発。
朝鮮接待使「今、京城は宿にあてるものがないニダ。用意できるまで待って欲しいニダ」
花房「(ガン無視)」
朝鮮接待使「大院君が日本は開港時期を遅らせたと言っているニダ。ほんとニカ?」
花房「知らん」
 その他、様々に官吏たちが進行を止まらせようとしたが、花房は徹底的に無視した。

 京城に入ったのは16日。朝鮮政府がやっと用意した城内南山下の宿舎に至る。
(後にここが新たな公使館となる)
朝鮮外交官「自分は談判交渉人として来たニダ」
近藤「おまえのような取次人は必要ない」
花房「話をするのは全権大臣のみ」
朝鮮外交官「あ、あの、大院君様が公使に食事を用意しているニダ」
花房「いらんっす」
 花房は直ちに国王が謁見するよう求めた。

957 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/10(月) 23:09:54 ID:m/ZAuAJS
(続き)
朝鮮外交官「だ、大院君様、日本公使が王様に謁見を求めているニダ」
大院君「はあ〜ん? 今、王妃の葬式をしているとでも言っておくニダ」
部下「けど大院君様、結局は王妃の遺体は見つからなかったニダ」
大院君「おまえらがぐずぐずしていたからニダ!!」
外務大臣「大院君様、とにかく形だけでも葬式をしてはどうニカ?」
大院君「ニダ! おまえに任せるニダ!」
朝鮮外交官「だ、大院君様、あのう日本公使が・・・」
大院君「うるさい!! 適当に言っておけ!!」

朝鮮外交官「うーんとうーんと、ウリは急病で・・・」
近藤「また仮病かよ!」
接待使「今、宮中では祭式があっているので何日か待って欲しいニダ」
花房「日本との交際止める? まだ朝鮮政府から正式な挨拶ひとつないけど」
接待使「あ、あの、必ず謁見は出来るニダ。とにかく待って欲しいニダ」
花房「急ぐっす」

外務大臣「明日は謁見できるようになったニダ。事変は大変だったニダ。今日は暑いニダ。
日本の夏はどうニカ? 大院君様も会いたいと言っているニダ。ペラペラ」
花房「謁見が先っす」

179 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/29(土) 19:18:55 ID:QYFMH3xs
958 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/10(月) 23:12:59 ID:m/ZAuAJS
(続き)
8月20日、国王に謁見。

国王「遠路無事に来たのを喜ぶニダ」
花房「サンクス。事変は実に恥辱であったっす。我が聖上はまだ交際は破れていない
と思われ、自分をここに送られたっす。また自分が遺憾と思うのは、王妃の葬儀に弔
意を表したいのに、まだ通達が来ていないことっす」

 花房と共に日本政府は王妃弔意のために侍従長も派遣していた。

国王「ほ、堀本中尉には我が軍のために尽力されたが、不幸なことで遺憾であったニダ」
花房「我国の恥辱をすすぐためにも談判の大臣を決められたいっす」
国王「領議政と礼曹判書(総理と外務)とで談判させるニダ」
花房「それではこの我が国の要求書を呈す」
国王「ニカ?」
 国王は領議政を振り返り、領議政が受け取るようにとの指示で受け取った。
国王「談判大臣からそれ相当の回答をするニダ」
花房「では」

959 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/10(月) 23:17:33 ID:m/ZAuAJS
(続き)
 花房が提出した要求書は、
1、乱徒と主謀者の逮捕と処分。
2、日本人被害者の埋葬と葬儀
3、日本人被害者への賠償5万円
4、公使館損害と出兵費用の賠償
5、開港居留地の遊歩規定の拡大と市場への参加
6、公使と館員らの国内自由通行
7、後5年間は公使館護衛に日本軍1大隊の駐在許可と宿舎の設置修繕

 これらは花房の裁量によって纏められたものであり、政府訓条では、金額の指定はなかった。
また、第7の公使館護衛は朝鮮政府が兵を置くこと、となっていた。しかし花房は、
朝鮮政府が兵の統率も出来ない実情を見て、止むを得ず日本兵で護衛する
外ないと判断したのであった。

接待使「大院君様がお会いしたいと言ってるニダ」
花房「よろしいっすよ」
 大院君は王宮内に住まいしていた。花房の姿を見ると出迎え、手を取って部屋に案内した。
 部屋に入ると奥の間に大院君の寝床が見えた。その前の部屋で談話する。
周囲は大院君の部下が満座していた。

180 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/29(土) 19:29:35 ID:QYFMH3xs
960 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2007/12/10(月) 23:21:54 ID:m/ZAuAJS
(続き)
大院君「今度の事変が貴館まで及んだのは慙愧の至りニダ」
花房「我国にこれ以上の恥辱はなかったっす。国民の怒りもほとんど制することがで
きないっす。しかし我が政府はなお平和と交際を保つために、自分を派遣して恥辱を
すすぐ方法を定める意っす」
大院君「そんな雪辱などという言葉は使わんニダよ。今度の事で損害を受けたのはこ
ちらの方が多いニダ」
花房「そもそも、今度の乱の首謀者のことであるが」
 大院君は慌てて紙を取り筆を取って一書した。それには、
「請う。その話は止めるニダ。皆がじっと聞いているニダ!」とあった。
花房「閣下の鎖国主義も永いが、今後の外交はどうすんの?」
大院君「前には攘夷の碑を建てて外交するのを禁じたが、当時の西洋人が非道だった
からニダ。今は時節が変ったニダ」
花房「その碑は今も建っているが今日の主義に反しないのかね?」
大院君「く、国の交わりは形ではないニダ!心と心でするニダ。碑が建っているのは関係ないニダ!」
部下「大院君様ー、これ持ってきましたニダ」
大院君「ニダ!この要求書は返すニダ。順序が違うニダ。礼義順序を踏んで上奏するニダ!」
花房「朝鮮国の代表は国王であり、我が国は国王に要求しているっす。要求書を渡すのは当然っす。
まあ今日は持って帰るっす」
 花房はこれにて帰った。なお、通訳はあの事変の時に活躍した拳銃使いの浅山顕蔵
通訳官であった。彼はあるいはここで撃ち殺したいような衝動に駆られたはずである。
(つづく)

969 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/11(火) 23:51:54 ID:jZNTAAOK
併合前の日朝(続き)

 その後、花房公使は領議政に面会して改めて要求書を手渡した。
花房「回答期限は23日の午後までっす」
領議政「わ、わかったニダ」
花房「なお国書を以って謝罪する大官を日本に派遣することも要求に加えるっす」

21日
朝鮮外交官「期日をもう少し延ばして欲しいニダ」
近藤書記官「シッ、シッ!」

 その夜、領議政から謝罪使派遣のことで返事の書簡来る。
(領議政)「ウリの国の喪にイルボンが使節を出すのは受けるニダ。
ウリから出すことはないニダ」
近藤「喧嘩売ってますねえ」
花房「うむ。謝罪する気はないようっす」
近藤「それにしても朝鮮政府にしては返事が早いですねえ」
花房「多分、即決主義の大院君が出させたと。普通なら議論に日を費やすのがあの連中っす」

181 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/30(日) 00:36:30 ID:zS0ePrc.
970 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/11(火) 23:52:32 ID:jZNTAAOK
(続き)
22日、再び領議政から書簡が来る。
(領議政)「今朝から山陵での墓葬の義を命じられたので出掛けるニダ。何日に帰る
か分らんニダ」

近藤「(怒)これ、要求に応じる気はないと見做してもいいんじゃないですか?」
花房「だね。じゃあ報告書に次の一文を書くっす」
「夫朝鮮国王既に三日の期を諾し専対を領議政に命じ、また命ずるに山陵のことを以
て出て他に往かしめ、両国公幹を理するの地なからしめ期限を徒立に帰せしむるに至
る。その所為専恣なると交際事務を軽蔑するの甚しき、皆今番の事件を藐視するに出
る者に非ずして何ぞや。既に事を藐視する以上は終に旧好を維持するの念なき知るべし。」
近藤「難しいですねぇ、後世の人が読めましょうか」
花房「うむ。筆者のマンセー名無しさんが後世訳してくれるだろうっす」
 (筆者、現代訳するよ!)
 「それ朝鮮国王はすでに3日の期限を承諾して談判を領議政に命じ、また山陵墓葬
の儀を命じて他所に行かせ、両国談判の機会と期限をむなしいものにするに至った。
そのするところは我侭であって、また交際事務を軽蔑することの甚だしさは、すべて
今度の事件を軽視するに出るものでなくて何であろうか。既に事を軽視する以上は終
に旧好を維持する気がないことを知るべきである」
近藤「つまり、絶交ニダ!と言ったも同然であると」
花房「うむ。そっちが分りやすい」


972 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/11(火) 23:57:30 ID:jZNTAAOK
(続き)
金宏集「我が国王には公使が去られたと聞いて痛く心配されているニダ。それでとにかく来たニダ」
近藤「まあ、こんな扱いされたんだから仕方ないじゃん」
金宏集「公務が混雑して遅くなったニダ。だいたいウリの国の習慣は官民共にらちが
あかないことは日本人も知っているはずニダ」
近藤「なにそれ。つまり愚図で間抜けでのろまってこと? 今度の事変が世界各国の
中でもどれだけひどい事だったか分かってんの? だいたい直に大軍で来て罪を問う
てもいいぐらいじゃん」
金宏集「ウリの政府の不行き届きは申し訳ないニダ。汗顔の至りニダ。つ、つい墓葬の
ことも大切なことだったので・・・」
近藤「止むを得ない事情があるなら領議政が直接来て説明すればいいのに、それを一
片の書で済ますからこうなる」
金宏集「ま、真にごもっとも千万ニダ。ただ国王は日本とは友好を保ちたいとのお考えニダ」
近藤「国王はそうだと思うよ。でも絶交の書を送ったのはそっちじゃん。どうすんのよこれから」
金宏集「国王もウリもどうしていいか分らんニダ」
近藤「大院君と領議政が公使の所に来て謝罪するしかないっしょ」
金宏集「はぁー(溜息)政府に申しあげるニダ」
近藤「ついでに言うけど、日本全国民は激怒している状態だよ。しかし井上外務卿が
必死にそれを押さえて、何とか友好的に治めようと公使を派遣したんじゃん。もしま
た今度のことを知られたらもうどうなるか分らんよ」
金宏集「井上外務卿には感謝して余りあるニダ。はぁー・・・・」

182 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/30(日) 00:42:37 ID:zS0ePrc.
973 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/12(水) 00:02:03 ID:jZNTAAOK
(続き)
 朝鮮人の中でもまともな方の人である金宏集の悩みは深かったはずである。
あの頑固な大院君が公使に謝罪するはずはないと。何しろ、攘夷の策として
外国船を追い払うには、小船に小銃隊を乗せて攻めるのがいいという計画などを立てるような
妄想逞しい爺っちゃんなのだから。

 24日、花房一行は仁川府に着いた。
 しかしそこに、京城にいた清軍の馬建忠が馬を飛ばして追って来た。
馬建忠「ハアハア、公使どうしたアルか?どうして去られたアルか?」
花房「・・・・これこれこういうことっす」
馬建忠「うーん。大院君はアホ親爺アル!政府をどうにかせんといかんアル!」
花房「で、28日まで船に滞在して帰国するつもりっす」
馬建忠「とにかく大院君をどうにかするアル。これは朝鮮の内政に干渉するが、属国
としてするのではなく友誼としてするアル!」
花房「?何それ?」
 馬建忠は急いで京城に戻った。

974 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/12(水) 00:06:19 ID:TKorq5Gl
(続き)
大院君「ガハハハハニダ!♪ 倭奴の公使は尻尾巻いて逃げ帰ったニカ!♪」
部下「大院君様、先ほど馬建忠様が来られたことへの答礼はしなくていいニカ?」
大院君「馬建忠? ああ、あの蛮族の犬か。宗主国ぶって偉そうにしおって。
ま、ウリの国は明国なきあと唯一聖教賢伝の国、東方礼義の国ニダ。
あの北方の蛮族に礼義の手本を見せてやるニダ」
(清人は元は北方の満州族であった。朝鮮はその清国に降伏して属国となっていた)
 大院君は馬建忠のいる清営に答礼に来た。
馬建忠「さあ大院君一緒に行くアル♪」
大院君「ニカ???」
馬建忠「よし連れて行け♪」
大院君「な、何にするニカー!!」
 かくて大院君は拉致され、その仲間40人ばかりと共に清国に向けて連行されて行った。
 馬建忠は直ちに京城各所に次の掲示文を貼った。
「今度、中国属藩のこの国で乱があり王妃を殺し王を辱め官吏を殺した。主謀者を問
えば、それは大院君が知っていると言わない者がない。よって中国皇帝は激怒され、
必ず大院君に問い糾す。また乱民は軍において厳しく懲罰する。天朝の命令である」
(清国に於いて大院君は厳しく尋問されたが「ウリは知らんニダー!ウリじゃないニダ
ー!冤罪ニダー!」としらを切り続けた。しかしその後3年間幽閉される。もっとも
朝鮮と使者の往復も出来たし立派な邸宅もあてがわれ、もれなくキレイな女官も付い
てきたw)
大院君「ニカ? は、春ニダー!♪」

183 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/30(日) 00:45:51 ID:zS0ePrc.
975 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2007/12/12(水) 00:14:36 ID:TKorq5Gl
(続き)
 大院君がいなくなると手のひらを返したような内容で領議政の書簡が来た。
(領議政)「公使が待たれていると知ってうれしいニダ。談判が延びたことが交際の障害
となったとしたら嘆かないではいられないニダ。国王は独断で直に大臣を派遣されるこ
とになったニダ」

 28日夜10時、全権大臣として重臣の李裕元と参議の金宏集が済物浦に来た。
 軍艦比叡で待つ花房は小蒸気船を迎えに出した。

館員「来たよ来たよ」
館員「うひょー、怠け者の連中がこんな夜遅く来るなんて、雪でも降るかも」
近藤「それだけ真剣ということさ」
花房「やっとまともな話し合いが出来そうっす」
(つづく)

979 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/13(木) 00:32:37 ID:E3fc46hx
併合前の日朝(続き)

 さてこの時の談判記録には誰の発言かは書かれておらず、日本側は花房としても、
朝鮮側は李なのか金なのかは不明。

花房「こちらから度々書簡を発したのはご承知か」
朝鮮側「承知しているニダ」
花房「公使館と公使に対する陵辱は、すなわち日本国に対する陵辱であることもご承知か」
朝鮮側「それらも承知しているニダ。恐縮するニダ」
花房「今度の乱はただの乱ではなく、貴国の政治的な変動から生じた乱であることは明白っす」
朝鮮側「それも承知しているニダ」(←ここ重要。ただの軍乱でなかったことは当時の
朝鮮政府も承知していた。今はなぜか忘却していて、給与不満の軍乱としてるけども。
ついでに「日本のせいニダ」と言うもの多し)

花房「で、要求箇条はどうよ」
朝鮮側「公使が軍艦を率いて渡来されたのは日本とウリの国のためだけでなく、アジ
アの平和のために来られたことは知っているニダ。すでに和好は結んだこととして箇
条のことは相談したいニダ」(←これ多分金宏集の言)
花房「承知した」

184 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/30(日) 00:48:55 ID:zS0ePrc.
980 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/13(木) 00:33:13 ID:E3fc46hx
(続き)
 で、朝鮮側はいつものように箇条について、あーだこーだと注文をつけて長々と独演した。

花房「よく聞いたっす。それではこちらの意見として・・・」
朝鮮側「すでに大体の回答はしたニダ。今晩はもう遅いから帰りたいニダ」
花房「ご老体、お気の毒ながらこの件は貴国の安危に関わることなのでよく聞くっす。
それに今日が約束の期日っす」
 この年、金弘集と花房は40才だったが、李裕元は68才のご老体。この後ダウン
して寝込んでしまう。さすがに仮病ではなかったらしい。
花房「さきほど、乱の首謀者も分らず、乱徒の逮捕処分もすぐには難しいって言ってたけど」
朝鮮側「今は再乱を恐れるからニダ」
花房「これが出来ないなら責任は政府にあることになって、罪は政府が負うことになるけどいい?」
 (また強償処分がちらつきだす)
朝鮮側「必ず遠くないうちに処分するニダ」
花房「公使館護衛兵のことだけど。さきほど、朝鮮側で出来ないから日本兵を置くの
はいいけど数は百名ぐらいって、それ少なすぎない?」
朝鮮側「もし再乱の恐れがあるなら数の多少は言わないニダ。その恐れはないと明言
するので百名ぐらいでいいニダ」
花房「いやいやいや、さっき、再乱の恐れがあるから乱民の逮捕処分はすぐに出来ないって言ったっしょ」
朝鮮側「ニカ?(汗)」
花房「さきほど、賠償もなるべく少なくって話だったけど、そもそも、今度の事変は
貴国の不行き届きから起きたことっす。賠償出兵費用などもそちらから額を申し出るのが筋っしょ」

981 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2007/12/13(木) 00:35:13 ID:E3fc46hx
(続き)
 で花房は要求書の4の公使館損害と出兵費用も合わせて50万円という金額を明記
する事にする。これでも実際経費のほぼ半額だぉ。

朝鮮側「要求を拒むわけでは決してないニダ。公使が言われるままなら、一字一句も
変えられないことになるニダ。それでは和好を保つ気がないことになるニダ」(←これも多分金宏集)
花房「決してそうではないっす。多少変更もできることを言ってるっす」
李裕元「貴意は大体承知したニダ。明日にまた再開したいニダ」
金宏集「自分も少し具合悪い(多分船酔い)。陸に上がりたいニダ」
花房「承知した」
 終わったのは午前3時だった。
(つづく)

 ちょっと大物の課題を扱わざるを得なくなったので、しばらくは「続き」も遅れがち
になるかと。ご容赦を。
 諸氏にはいろいろご声援、感謝の至り。

185 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/30(日) 00:59:08 ID:zS0ePrc.
993 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/15(土) 00:57:07 ID:x2UoQIHW
併合前の日朝(続き)
 さて、29日に談判再開。李裕元がダウンしたため金宏集のみが来る。今度は軍艦金剛で。

花房「李さん抜きで大丈夫?」
金宏集「李長官と相談して来たからいいニダ」
花房「大院君は清国に行ったと聞いたけどホント?」
金宏集「清国から命令があったから・・・でもその話しどこから聞いたニカ?」
花房「・・・清国艦と米国艦から聞いたけど」
(これは花房の嘘。ま、正直には言えないし)

花房「で、各箇条だけど」
 いろいろ議論があったが、やはり一番の問題は賠償額のことだった。
金宏集「50万円などという大金は、ウリの国にはないニダ」
花房「貴国にそれが難しいのは知っているっす。けどね、それは勤めることを勤めな
いからっす。たとえば砂金の器械を買っても使わずに放っているっしょ?」
金宏集「いい加減を言っているのではないニダ。ほんとにお金ないニダ」
花房「貴国の義務っす」
金宏集「条約の中の賠償という字は目を引くニダ。その文字は削除してもらいたいニダ」
花房「目に付くようにしたのではないっす。どのようにも変更するっす」

994 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/15(土) 00:57:52 ID:x2UoQIHW
(続き)
金宏集「日本の駐留兵は百人ぐらいでいいニダ。それでも不足なら2百人でいいニダ。
1大隊は多すぎるニダ」
花房「それじゃあ若干ではどうよ」
金宏集「それでは多いのか少ないのか分らんニダ」
花房「そもそも貴国の今後の状況次第でどうなるか分らんっしょ。小乱があるのか
大乱があるのか、それとも平穏となるのか。状況に応じて増減するしかないっしょ。
好きでやってるんじゃないぉ」
金宏集「・・・・若干にするニダ」
 その後、上陸して李裕元の所に行って継続。
李 「被害者賠償5万円は分割払いにしたいニダ」
花房「いいっす」
李 「出兵費用などの50万円は減額してほしいニダ」
花房「これは5年分割にしたらどうよ」
 金宏集も、西洋国の紛争で賠償費を取らなかった例を意見として出した。
花房「賠償に一定のルールがあるわけではない。当事国によるっす」
 花房は、日本人商人行商の許可、鉱山開発、電線敷設なども交換条件として示した。
李 「かえってややこしい議になるニダ。それなら全額払ったほうがいいニダ」
(しかし、これで諦めたわけではなく後から蒸し返してくる)

186 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/30(日) 01:02:47 ID:zS0ePrc.
995 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/15(土) 00:59:12 ID:x2UoQIHW
(続き)
花房「これにて金額も定まった。なお賠償の文字は使わず、補填とするっす」
李 「護衛兵若干では安心できないニダ。百とか2百と決めてもらいたいニダ」
花房「今の状況では1大隊を置かざるを得ないっす。今後の状況によって減らしていくっす。
むしろ若干としたほうがよいっす」

 これにて条約は決定した。すなわち後に言う「済物浦条約」である。
花房「条約整った上は京城で常務に就きたい。公使館の設け頼むっす」
朝鮮側「相応の場所を設けるニダ」
花房「その時は通知よろしく」
朝鮮側「承知したニダ」
花房「京城での堀本中尉等の遺体は済物浦で埋葬したい。条約どおり葬儀は手厚くされたい」
朝鮮側「官員を派出して万事取り行うニダ」
花房「最後に一言申上げたい。仁川での死者は荒縄で縛したまま柩に投げ込んであった。
丁寧な埋葬とは言い難い。不心得の行為に懲戒があってしかるべきかと」
朝鮮側「そそれは、すまんかったニダ。ま、まことに驚き恥じ入るしかないニダ(汗)」

 京城死者の検視報告の内容は事変当時の記述で既に書いたとおり。ただ、犠牲者7人の内、
ついに1人分が足りなかった。個人が特定出来たのは所持品により1人のみ。
 依然として行われている凌遅処死刑の影響からであろうか、その遺骸は真に酸鼻を極めた。

996 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/15(土) 01:02:50 ID:x2UoQIHW
(続き)
 その後、朝鮮政府は儒教式葬儀を行い、乱の逮捕者を処刑した。斬首の剣はわざと
刃を鈍らせてあり、おそらく多大なる苦痛を与えるためと思われる(挽いて切ること最高13回)。

 で、済物浦条約の主なもの。
 ・ 朝鮮政府は日本人被害者遺族負傷者に5万円を給すること。
 ・ 朝鮮政府は公使館損害、出兵費用の内、50万円を補填。毎年10万円を5ヶ年返済。
 ・ 日本政府は公使館護衛に兵を若干置くこと。兵営の設置修繕は朝鮮政府の任。
(即ち朝鮮政府の所有物という意味)
 日本公使の判断により将来撤兵するも可能。

 なお、朝鮮政府は全国に建てていた攘夷の碑を壊し、次の通達を全土に発した。
朝鮮政府「日本人と仲良くするニダー!! もし乱暴したら逮捕処刑するニダー!!
 徒党を結んで外国排斥を言う者は厳罰ニダー!! 決して容赦しないニダー!!」
 つまり反日運動禁止ってこと。

 さて、9月21日、花房公使は新公使館護衛に1中隊の陸軍兵と軍艦1隻を残して
帰国の途に。明治丸には謝罪使節として前の国王の娘婿である朴泳孝ら一行11人が同乗。

187 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/30(日) 01:04:52 ID:zS0ePrc.
997 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/15(土) 01:05:56 ID:x2UoQIHW
(続き)
 ところが朴泳孝らは途中神戸で降りてウロウロ。京都、大阪を見学。(観光旅行かよ!)
 しかしどうやら当時静養で京都に居た井上外務卿に会うつもりだったらしい。神戸で共に同船する。
井上外務「ん? 何してんの連中。とっくに謝罪に東京に行ったんじゃなかったの?」
秘書「閣下に相談したいことがあるそうです」
井上「何とな?」
朴泳孝「内々で協議したいことがあるニダ」
井上「内々って、あーた。公務のことなら東京に着いてからでいいぉ」
朴泳孝「是非是非是非是非、聞いてほしいニダ!」
井上「何よ!」
朴泳孝「賠償50万円は無理ニダ!。特別にまけてほしいニダ!」
井上「ちょおまっ、それ条約で決まったばかりだぉ!」
朴泳孝「国王の依頼ニダ!」
井上「困ったやっちゃなあ。まあ、今すぐはダメだけど、そのうち何とかするぉ」
 で、これを受けて政府は取り敢えず5年返済を10年返済とし、更に明治17年に
は50万円の内、40万円を帳消しにする。(はぁと)
朴泳孝「もひとつあるニダ」
井上「まだかよ!」

998 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/15(土) 01:09:26 ID:x2UoQIHW
(続き)
朴泳孝「兵を借りたいニダ! 清国から馬鹿にされているニダ! 日本の力を借りて独立国の体面を保ちたいニダ!」
井上「ちょちょちょ、それって、大問題だぉ!」
朴泳孝「国王からの親書もあるニダ!」
井上「・・・まあ、大院君という執政者もあっさり清国に拉致されたからねえ」
朴泳孝「くやしいニダ!!」
井上「しかしこれも余りに大きな問題だから、政府で検討せねばならんぉ」
朴泳孝「よろしく頼むニダー!」

 ってことで、借兵の件は国王と秘密協定が結ばれたと井上馨は後年に朝鮮大臣との談判の席で打明けている。
 つまり、国王の依頼があれば、日本公使館護衛兵を国王が用いることが出来るというものらしい。
 しかし、これが後に明治17年朝鮮事変(甲申政変)の惨劇につながっていく。

 で、その国王だけど、大院君を拉致されたことに対し清国皇帝に書簡を出している。

188 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2007/12/30(日) 01:05:44 ID:zS0ePrc.
999 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2007/12/15(土) 01:12:30 ID:x2UoQIHW
(続き)
(朝鮮国王)「大清国大皇帝さまー! 陛下の臣下であるウリはムシロの上の罪人ニ
ダー!父は無実ニダー! 責任は皆ウリにあるニダー! 親の懐から離された赤子の
ように泣いているニダー! アイゴー! 父を許して下されれば天を仰ぎ見る星を手
に入れるよりも感激ニダー! 皇帝陛下の高恩と高徳を永遠に称えるニダー!」
 もう、属国根性全開の名文。情に訴えて切々と・・・w
 これが儒教道だから仕方ない。本心は分らんがw
 で、属国を扱いなれた清国は「ふんっ」で終り。

 日本に借兵を申し込む一方で清国に媚びる。見事な弱小国のサバイバルテクニック。
 しかしそれに振り回される方はもう大迷惑なのでした。
(つづく)

189 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/01(火) 13:45:53 ID:m7HJKuwg
>>181
の最中に次の文が抜けていました。お詫びして訂正します。

971 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/11(火) 23:54:10 ID:jZNTAAOK
(続き)
 よって花房は仁禮海軍、高嶋陸軍の両少将と相談。
両少将「いよいよどこかの島を占領ですかな」
花房「あるいは止むを得んでしょう。ただ清軍がどう出るか」
両少将「清軍が妨害する時は戦闘も辞さない積りですから。想定の範囲内です」
近藤「・・・ゴクリ」

 花房は国王宛てに、その非を鳴らし京城を去ることを告げ、「両国数百年の友好は
まさに一朝にして煙と消えんとす。一言も無し」との書を投じる。

 23日、花房は護衛軍を率いて京城を去ることに。残務整理に近藤と若干の護衛兵を残す。
花房「じゃあ近藤くん、後はよろしく。多分政府の者があわてて来るだろうから」
近藤「いつものパターンですねえ」
 (武力で脅迫するのではなく、いつものようにバイバイするだけ。猜疑と妄想空想
の逞しい朝鮮人はそれだけで「最悪の事態に陥るニダ」としか考えられず、必ず意を
翻す、というのがこれまでの、またこれからも続いていくパターンであった)

 案の定、花房一行が京城を去ると、あたふたとやって来たのは政府参議の金宏集ら
であった。

190 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 19:21:44 ID:pzNe2td.
1月一杯までの現行スレ分ニダ
日韓併合前の朝鮮について語ろう 2
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/korea/1197567723/12-14,26-30,50-56,148-154,167-171,182-189,193-195,199-202,218-221,248-251,253,259-265,305-308

12 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/17(月) 00:42:49 ID:T3k1LX4d

併合前の日朝(続き)
 で、この明治15年朝鮮事変を井上外務卿も「暴動に先だち大院君、回文を派した
ること暴挙の原因にして」と言っているように、いろいろ資料を検討しても「大院君
の乱」であったことは確かだぉ。
「壬午軍乱」?、いえいえ民の乱でもあったし、要するに「大院君の乱」という名称
が正当かと。

 儒教の国である朝鮮は、国王不徳のときは民にも謝罪せねばならないルールがあっ
たらしい。9月2日に朝鮮国王高宗が八道四都の人民に諭告を発した。それには「こ
れ予の罪ニダ」の語を添えて延々と謝罪する文もあった。(「朕」と言わずに「予」
と言っているのがミソ)
国王「土木工事で貧富の者を困らせたニダ。これ予の罪ニダ」
というように。
中に、
国王「祈祷を過信して金蔵を空にしたニダ。これ予の罪ニダ」
とある。これ、おそらく閔妃のしたこと。
 日清戦争終結後の明治28年、清国のある銀行に預けてあった閔妃名義の預金がう
ん万円あったのだが、どんどん引き出されているのを知った日本政府が調べたところ、
閔妃は連日宴会を開いていて、それに支出していた、というのが資料にある。
 朝鮮王妃がいろいろと金遣いが荒かったのは確か。

13 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/17(月) 00:43:25 ID:T3k1LX4d
(続き)
大臣「王様、宗主国様への貢物ですが・・・・ニダ」
国王「ん?」
大臣「お金が・・・・ないニダ」
国王「毎年のことニダ! 今年も待ってもらうニダ!」
 紙が5千巻、カワウソの皮が4百枚、鹿皮百枚、その他、敷物、や麻布、綿布、米、
もち米などなどが調達できなかったらしい。
王妃「ほほほほーニダ!♪ そんなの知らないわ♪」
国王「はぁー」
大臣「それに、日本への賠償金支払いの期日も迫っています」
国王「そもそも日本貨幣なんかないニダ。日本から借りるニダ」

朝鮮政府「お金貸すニダ」
横浜正金銀行「なんぼでっか?」(なんで横浜で大阪弁なのかは追求しないようにw)
朝鮮政府「たった17万円ニダ」
横浜正金銀行「大金でんなぁ。うちも困っとるのに」
井上外務卿「大蔵省からそちらに回すぉ」
大蔵省「国費も困っとるんですが」
井上「仕方ないぉ。朝鮮に条約を守らせるためにも必要だぉ」
大蔵省「しぶしぶ。けど17万円て半端な額ですなあ」
井上「なんか残りで日本から器械買ったり、鉱山開発するらしいぉ」
 けど、それに金玉均がかんでいたらしく、後に無駄金となって井上を大いに失望さ
せたりもした。

191 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 19:23:43 ID:pzNe2td.
14 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2007/12/17(月) 00:45:05 ID:T3k1LX4d
(続き)
 さて、明治16年1月、仁川は開港した。
 日朝条約では明治10年10月の約束であったが、それから5年以上の月日と手間
と膨大な経費が費やされたことになる。その上多くの人命までが。

金宏集「・・・だいたいウリの国の習慣は官民共にらちがあかないことは日本人も知
っているはずニダ」
 う〜ん、それはそうなんだけどねえ。
(つづく)

192 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 19:28:57 ID:pzNe2td.
26 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/18(火) 23:06:55 ID:Fl9jL/af
   併合前の日朝(続き)
 さて、事変処理が済み近藤真鋤は代理公使として京城に駐在した。また護衛兵とし
て陸軍2中隊が駐在。しかし散歩も許さず禁足とした。一方、清国の兵は3営1500人
ほどが駐在したが、自由に市内を横行した。
 南大門大路には、ぼろ小屋のような藁葺きの粗末な店舗が多く並んでいた。肉屋、
穀物店、魚菜商、布売り、本屋、骨董店、陶器店など。

清兵「この布はいくらアルカ?」
朝鮮人「言葉分らんニダ」
清兵「これでいいアル(チャリン←銅銭を放る音)」
朝鮮人「こ、これでは足らんニダー!」
清兵「あーん? 何か言ったアルカ?」
朝鮮人「・・・こ、これでいいニダ、ブツブツ」
 ところで、朝鮮では銅銭は殆ど流通していなかった。買い物はほとんどが物々交換
であり、特に大量に物資が集る定期市場ではそうであった。これらは日本商人が参加
することを困難なものとさせたが、仁川居留地が整うにつれ京城まで進出して商売を
する日本人も出てきた。

朝鮮人「清人は威張っているニダ。特に兵は最悪ニダ」
朝鮮人「女とみたら見境無しに犯しているニダ!」
朝鮮人「宗主国さまだから仕方ないニダ」
朝鮮人「ウリの国は独立国じゃないニカ!?」
朝鮮人「誰がそんなこと言っているニカ」
朝鮮人「日本人が言っているニダ。清人にぺこぺこすることはない、堂々としていろ
と言っているニダ」
朝鮮人「日本人は付き合うと気持ちのいい人が多いニダ」
朝鮮人「兵も悪さしないし。野蛮国の人間にしてはきちんとしているニダ」

27 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/18(火) 23:07:43 ID:Fl9jL/af
(続き)
 実際、この頃は清人とくに清兵の乱暴が際立ち、あちこちで押買いや強姦をはたら
く声が聞かれた。一方、日本兵は規律厳しく公務以外に出歩く事はなく、道で出会っ
た清兵が乱暴な言葉を投げたり、横柄な態度で接しても、日本兵は決してそれを取り
合わずに我慢する態度を取り、それが朝鮮人から見て日本人を信頼する雰囲気を醸し
だしていた。
 勿論、事変後まだ間もない。特に日本側は朝鮮人や清人を刺激しないことに気を使
わざるを得ない。しかしそれのみでなく、日本国が目指しているものと清国との違い
があった。西洋技術のみを取り入れて国力の強化を謀るという洋務運動に取り組む清
国と違い、日本は国家そのものを近代化しようとすることにあった。近代化とは、要
するに西洋文明に染め上げていくことに他ならない。道徳、政治、法律、技術など万
般の西洋化である。当然、生活習慣や思考方法、善悪の価値判断にまで及んでくる。
 軍隊で言えば、個々が勇猛であることよりも、何より規律を厳格に守り、組織とし
ての命令系統に忠実であること、上官の指揮に一糸乱れず従うこと、兵としての意識
を厳格に保つこと、などこそが重要であった。
 かつて江華島事件処理のために黒田全権が派遣された時、
黒田「やはり増兵を望みもうす。ただし俺らを兵として連れていけ、と言っとる士族
の連中は断りもうす。我が正規の軍でお願いしたい」
三条太政大臣「今さら増兵なんか出来かねまするでごじゃる。とにかく朝鮮に上陸し
てあちらの大臣たちと話すでごじゃる」
というやり取りがあったが、旧サムライがどれほど強くともそれだけでは明治の軍隊
ではもう使えないのであった。

193 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 19:36:07 ID:pzNe2td.
28 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/18(火) 23:09:51 ID:Fl9jL/af
(続き)
 一方清軍では個々の強さが重んじられ、紀律は低く悪事を働くものが少なくなく、
特に戦闘となるとまるで切り取り強盗の集団のような様相を呈した。時に清軍提督が、
見せしめに悪事を働いた兵を斬首の刑にしてさらし首とするという軍律を示したが、
無駄であった。その制度も精神も古代の人々であったからである。
 これが日本軍と清軍の違いであった。

 さて、大院君を拉致して宗主国の威厳を見せた清国政府は朝鮮国に次々と命令を発
し、軍隊の調練、鉱山開発、外交顧問官の派遣などその指導を強化した。
 さらに中朝条約として、朝鮮が中国の属国であることを明文化した「中国朝鮮商民
水陸貿易章程」を結ばせて、その宗属関係を強化した。

日本政府内「今度の条約だけど『朝鮮はずうっと昔から中国の藩だぞ』とか『こんどの
条約は中国が属国を優待するものである』とか『中国と朝鮮でやりとりする手紙には、
必ず中国を天朝と尊称するか、上国という字を使え』とかあるけど」
日本政府内「北洋大臣と朝鮮国王を同位置にも書いていますねえ」
日本政府内「つまり朝鮮国王は清国大臣と同地位らしい」
日本政府内「朝鮮は、我が国とは独立国として結び、中国とは属国として調印するか」
日本政府「ほんとわけわかめ」

29 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/18(火) 23:12:14 ID:Fl9jL/af
(続き)
 で、その朝鮮政府内であるが大院君なき後、勢力争いが盛んになってくる。

公使館員「公使、閔台鎬が邸宅に招待したいと言ってるすが」
近藤「断っているのにまたか。大院君がいた時は大院君に媚び、今度は日本に媚びるか」
館員「大院君に味方してしまったから、清側に頼るわけにもいかんでしょうしねえ。
何でも、閔族なのに王妃を裏切ったとか」
近藤「うん。王宮に戻った王妃から告発されて、国王も王宮の出入禁止としたらしい」
館員「それだけっすか! よくまあ首がつながってますねえ」
近藤「それは一応は閔氏一族のボスだから」
館員「今も閔族の時代ですかねえ」
近藤「王妃の一族が大権を得て実質の執政者となるのがこの国の伝統さ」

 大院君が除かれたことにより閔一族は勢力を盛り返していた。つまりは政府は閔族
の意向に左右されることになる。近藤は遂にその招待を受けることにした。
閔台鎬「公使、歓迎ニダー! よく来られたニダー!」
近藤「王宮には行っていないとか」
閔台鎬「そそそのことニダ。ウリは反省しているニダ。公使からも王様に言って欲しいニダ」
近藤「・・・反省ねえ」
閔台鎬「公使が来られたことでウリの反省が証明されたニダ」
近藤「何それ!」

194 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 19:38:56 ID:pzNe2td.
30 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2007/12/18(火) 23:17:26 ID:Fl9jL/af
(続き)
 その後国王から、近藤公使が保証するかどうかによって閔台鎬を復帰させる意向で
あることを言ってきた。
近藤「そんな一度会った位で保証なんかできないよねえ」
館員「嘘を言うのが常道の人たちですから本心は分らんです」
近藤「それに清軍提督は彼が大院君と通じていたことを知っているし」
 事変以来、閔族の台頭のみでなく政府そのものが3派に別れた。清国に事大する支
那党、大院君と通じていた守旧派である頑固党、そして日本を頼ろうとする開化派で
ある。支那党は清国の洋務運動に倣いゆっくりと開化することを思っていたし、開化
派は急進的であろうとした。守旧派はやがて粛清されてその勢力を減らし、また開化
派はごく少数であり、勢いは支那党が圧倒した。

日本政府内「朝鮮はドイツ人で天津副領事だったモルレンドルフを政府顧問として雇
ったけど、うちは京城の正式の公使は誰にしもそうか」
日本政府内「前に天津総領事だった竹添進一郎はどうかね」
日本政府内「ああいいっちゃねえ。モルレンドルフとは面識があるし、なんと言って
も親中派の人だし京城の清軍提督たちともうまくやるっちゃ」
 竹添は漢文学に堪能で、李鴻章がその優れた漢詩に敬服したという人である。
 明治16年1月、かくて竹添は弁理公使として京城に。
 竹添は赴任早々、1大隊から2中隊に減じていた公使館護衛兵を更に1中隊に減じ
るように日本政府に上申した。
竹添「兵士の紀律は厳格で、清軍ともトラブルはなかごたるです。今、兵を減じれば
清国政府も安心しまっしょう。それにこの地は不潔で兵に病人が続出しとるようです。
兵を減らしてはどげんでしょうか」
日本政府「OK.そうするっちゃ」
(つづく)

195 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 19:42:54 ID:pzNe2td.
50 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/20(木) 22:12:32 ID:XsmXtXh0
   併合前の日朝(続き)

 で、竹添公使着任1ヶ月余りでの報告から。
 ・ 清国政府が京畿道と江原道の鉱山の調査をしたが、設備投資として数千万両が
   必要であり、しかも採算が合うかどうかも不明。清国は開発する気なし。
 ・  朝鮮人が購買している外国品はほとんどが金巾(西洋高級木綿)であり、日
   本製品としては染色した平絹布と銅が主。
 ・ 貧しいから購買欲がない。政府の領議政(総理大臣)ですら月給は米・大豆・
   銅銭合わせて90円である。(日本軍少尉並みであるが、この国では別収入として賄
   賂などがある)
 ・ 茶は葛根湯に類似するものを用いる。もとより茶樹はない。砂糖も無い。
 ・ 王宮で用いる器具でも、骨董品でも、市場に出る雑貨品でも、目に止まるものがない。
 ・ 富あらば奪われ、命まで取られる。ゆえに人々は貧に甘んじて、ただその日の
   腹が充つることを思うのみ。
 ・ 朝鮮人は上下貧困、且つ怠惰であり、開化は覚束ないだろう。悪習を改めなけ
   れば農業も産業も発展することはない。
 ・ この国を「腐敗」の2字を以って表しても誤りではない。

 早くも朝鮮の現状に失望する竹添公使であった。

51 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/20(木) 22:13:10 ID:XsmXtXh0
(続き)
 さて、日本から帰ってきた朴泳孝は日本に親しみ、竹添公使とよく交際した。
 ガラガラガラガラ(大八車の音)
竹添「朴ちゃんあれ何?」
朴 「大八車ニダ。街の道路を廻らせているニダ」
竹添「荷物らしいの載ってないようだけど」
朴 「じ、じつは道路のウンコを拾わせているニダ」
竹添「ウンコー!!」
朴 「イルボンの道路が綺麗だったのに感動したニダ。ウリの国も掃除して文明開化
するニダ」
竹添「なるほどねえ、けど、全然数が足りんよ」
朴 「そうニダ。・・・・みな誰も習おうとしないニダ」
竹添「やっぱ国王から『ウンコ片付け令』みたいな勅令が出らんとねえ」

 資料を見る限り、朝鮮人の中で清潔にこだわった人に朴泳孝がいた。後の明治21
年にも国王への建白文の中で、
(朴泳孝)「王様、王妃様の宮殿から街中、道路、橋にいたるまで、ゴミが溜まって
山になり、ウンコがいたる所、金を塗るようにあります。これらは外国人が大いに恐
怖しているもので、また嘲笑しているものでもあります。見た目が極めて美しくない
だけでなく、その蒸気は必ず疫病を醸成するものです」
などと京城市内を清掃するよう述べている。
(ウンコ解説:ウンコは乾くと土色になるが、金色ということは・・・・)

196 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 19:45:11 ID:pzNe2td.
52 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/20(木) 22:14:48 ID:XsmXtXh0
(続き)
 朴泳孝はやがて漢城判尹(当時日本の東京府知事と警視総監を併せてたよう職)に
任じられ、南大路のボロ小屋を撤去したりして街の清掃に努めたが、一時的なものに
終わった。

竹添「そういや今度朴ちゃん、政府に働きかけて日本人を雇わせたんだって?」
朴 「そうニダ。福沢先生に英語の教師として、門下生の牛場卓造、井上角五郎、高
橋正信の3氏を紹介してもらったニダ」
竹添「ほうほう、他には?」
朴 「真田謙蔵、三輪廣蔵の両氏からは印刷技術を教えてもらうニダ」
竹添「ああ、官報を新しくするらしいねえ」
朴 「ニダ。井上角五郎君は新聞みたいにしたいと言っているニダ」(←この年10
月に「漢城旬報」を発刊)
竹添「おもしろかねえ」
朴 「本多清太郎氏には建築を習うニダ。元陸軍大尉の松尾三代太郎さんには兵の訓
練を頼むニダ」
竹添「でも兵の訓練は清軍がするんじゃなかったの?」
朴 「尹雄烈さんがイルボンから帰ってきているニダ。元山の方で兵を集めてもらっ
てイルボン式訓練してもらうニダ。あそこの連中は皆屈強ニダ」
竹添「ああ、別技軍だった人ね」
 尹雄烈はあれから釜山まで落ち延び、船で下関に来ていたところを日本政府に保護
され、東京で留学している息子と同居していた。

53 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/20(木) 22:21:39 ID:XsmXtXh0
(続き)
 竹添公使は、駐在している清軍提督ともよく交際し、特に呉長慶とは格別に懇意にした。
呉 「アイヤー、また来られたアルカ」
竹添「うん、漢詩の新しいのを見せてあげようと思ってね」
呉 「公使の漢詩は中国人の我々も感服アル」
竹添「ところで鉱山開発できそう?」
呉 「それアル。朝鮮の利益になるはずアルが、政府が無能アル。自力ではどうにも出来な
いアル。」
竹添「他国に頼むだろうか」
呉 「それもしきらないアル。とにかく人がいないアル。朝鮮にあるのは深い山ばかりアル」
竹添「もっと貿易を活発にして産業を興さにゃならんのだが」
呉 「朝鮮は極めて貧国であるから、通商を開いても西洋人はあまり往来しないだろうアル」
竹添「確かに開国しても西洋人は殆ど来んねえ」
呉 「ただロシア人には警戒せねばならないアル。ロシアは朝鮮を狙っているアル。我が
国と日本とで朝鮮を保護するアル」

197 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 19:46:50 ID:pzNe2td.
54 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/20(木) 22:24:52 ID:XsmXtXh0
(続き)
 この頃、フランスはベトナム侵攻を繰り返しており、清国も宗主国としてベトナム
を守るために軍の派遣を検討していた。
竹添「西洋人は日清両国が仲の善いのを嫌っとる。貿易利権など覇権を及ぼそうとし
て分断を画策しとるようだ。日本におる西洋人は清国の悪口を日本人に言い、清国に
おる西洋人は日本を悪う言うとる」
呉 「西洋人は東洋全体を狙っているアル」
竹添「日清両国は日頃から友好を尽さんといかん。今はベトナムの問題もあって気が
かりであろう。自分は我が政府に上申して朝鮮駐留の兵を引き揚げるように言おう。
そうすれば清国は後顧の憂いなくフランスと当れよう」
呉 「謝々!!謝々!!」
 2中隊を1中隊に減らしたばかりで、その日本政府への上申は適わなかったが、竹
添公使の中国贔屓には甚だしいものがあった。中朝条約で朝鮮の属国を明文化してい
ることに対しても、日本政府へ次のような意見を上申した。

56 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2007/12/20(木) 22:32:50 ID:XsmXtXh0
(続き)
 竹添は日本政府への報告の中で、清国が抱く日本への猜疑の解消を図ることを繰り
返し述べている。
 (しかしそもそも中国人が猜疑心を捨てるなどということがあるのだろうか。相手
を常に猜疑し、そこで嘘を交えて駆け引き逞しく交際することを基本としているのが、
中華文化圏の国ではないんかい?)

 とにかく、竹添は朝鮮人と付き合うよりは中国人と付き合うほうが気持ちよいらし
く、呉長慶から逆に、朝鮮政府の要人となるべく懇意にして朝鮮人の疑惑を解いたほ
うがよいと、たしなめられるほどであった。

(つづく)

198 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 19:52:12 ID:pzNe2td.
>>197
1つ抜けました。

55 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/20(木) 22:28:04 ID:XsmXtXh0
(竹添)「この条約は朝鮮を清の管轄下に置いて清の利益を図るものであるが、歴史
を明らかにすればもともと中朝は300年の主属関係があり、それに基づいたもので
すたい。属国は属国でしょうもん」
日本政府内「あららら、身も蓋もないことを言って」
(竹添)「だいたい朝鮮は清国には属国として仕え、日本には独立国の顔をするとで
す。ちょうど例えれば、廓の妓女が馴染みの客には寄り添いながら、新客にもいい顔
するようなもんです。それを馴染みの客は、これは俺の女だと言い張り、新客は、い
や女には客を選ぶ自由があると言いよるようなもんです」
日本政府内「ちょっ、おま、その例えはどうかと思うぞ」
(竹添)「それでその女の顔をみたらあーた、器量の悪か女ですもん。こんなブスば
相手にして・・・」
日本政府内「吹いた!!」
(竹添)「ですから知らん顔してるのがよかとです。清国は日本に対抗して条約を結
ばせ、兵を派遣し、鉱山開発を検討し、軍の教官を派遣しておるのです。みな清国の
日本への猜疑心から出とるのです」
日本政府内「知らん顔してろって、もう交際ははじまっとるがな!」
(竹添の上申書には本当に妓女の例えが書いてある)

199 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 20:03:09 ID:pzNe2td.
148 名前:57[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 00:29:00 ID:XpSIDR9c
   併合前の日朝(続き)
 この頃、日本政府は日本と朝鮮間に海底電信線を設けることに。で竹添にその談判を命令。

竹添「ところで海底電信をひきたいんだけどね」
金宏集「カイテイデンシンて何ニカ?」
趙寧夏「食いものニカ?」
洪英植「新式武器ニカ?」
竹添「だから海の底に電信線をずーっと敷設するわけ」
金宏集「電信ってあの電気が字を書くという」
趙寧夏「水の中で字は書けんニダよ」
洪英植「パカ。それよりも先に紙が濡れるニダ」
竹添「┐(´д`)┌」
金宏集「電信線をどうやって朝鮮までひくニカ?」
竹添「デンマークの電信会社が船で電線を海底に置いていって、地上局は日本が建てるの」
趙寧夏「デンマークって何? 食いものニカ?」
洪英植「新式武器作っているニカ?」
竹添「o(`ω´*) o とにかく電線を長崎・壱岐・対馬・釜山と敷設するの!」
朝鮮側「だから何のことかさっぱり分らんニダ!」
(竹添は報告書の中で、このことを呑み込ませるのにまるで小児を諭すように時間が
かかったと言っている)

149 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 00:30:33 ID:XpSIDR9c
(続き)
朴泳孝「あの後、彼らもモルレンドルフと清国の政府顧問馬建常から詳しく説明して
もらってやっと理解したニダ」
竹添「しかし金宏集はともかくあとの2人はどうにかならんかねえ」
朴泳孝「洪英植はウリたち日本党に傾いているニダ。趙寧夏はゴリゴリの支那党ニダ」
竹添「そう言えば、趙寧夏は清国にさんざん日本の悪口を言っている人だよねえ」
朴泳孝「それだけではないニダ。清国政府に『朝鮮人の服装を支那式に変えたいニダ』
と言って却って嘲笑されたニダ」
竹添「( Д) ゜゜スポポーン!」
朴泳孝「国王も困っているニダ。彼を政府から追い出したいけど、大王妃の親類だか
ら出来んニダ」

 電信線のことを理解した朝鮮側は、それが利益を生むと分ると掌を返したように積
極的になった。
朝鮮政府「電信施設などの地租代を払うニダ」
竹添「えーっ? だいたい朝鮮のためにもなるんだから無税でいいぐらいなのにー。
利益が出るまで待ってよ。30年はかかるから」
朝鮮政府「20年にするニダ」
趙寧夏「いや15年にするニダ。朝鮮政府の電報は民間よりも7割安くするニダ」
竹添「ムカーッ!(だいたい朝鮮政府が経費の何割か出してもいいくらいなのに!)」

200 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 20:07:30 ID:pzNe2td.
150 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 00:32:46 ID:XpSIDR9c
(続き)
公使館員「電信条約どうします? 早く結ぶように日本から請求が来てますけど」
竹添「朝鮮政府は狡いんだよねえ」
館員「条約談判の場所は清国顧問官の馬建常氏の邸宅だそうですが、本当なら政府内
の施設でするべきじゃないんですか」
竹添「趙寧夏が言いだしたらしい。馬建常が側に居たほうがいいからだろ」
館員「不利っすねえ」
竹添「俺は今日からヤクザになる!」
館員「何すかそれw」
竹添「俺は怖ーいヤクザだ!!」
館員「wwww」

 かくて鬼面の竹添は談判しに馬建常宅に向うことに。通訳はあの浅山顕蔵である。
竹添「浅山君、めちゃくちゃ強気でいくよっ」
浅山「いいっすねーw」

 馬建常宅に着くと門番の清兵が、公使護衛として前を歩く日本兵の立ち入りを拒んだ。
すぐに浅山顕蔵が飛んで行って、
浅山「どかんかいゴルァア!!」
と清兵を突き飛ばした。
竹添「(浅山プププw)」

151 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 00:35:56 ID:XpSIDR9c
(続き)
趙寧夏「馬建常さま。日本公使が来たようですニダ」
馬建常「アイ、そうアルか。では迎えに行くアル」
趙寧夏「馬建常さまがわざわざ? それはそれはニダニダ」

馬建常「アイヤー、公使来られたアルか♪」
 その日は大雪で竹添の服には雪が積っていた。それを馬建常はニコニコとしながら
支那服の長い筒袖で払ってくれた。
 しかし竹添はわざとムスーッとした顔で黙っていた。部屋に入るやいなや趙寧夏に向い、
竹添「先ほど門の所で俺を拒んだやつがいる!貴殿が命じた門番か!!」
趙寧夏「ウ、ウリとは違うニダ」
竹添「そういや支那服を着ていた。馬大人の従者かもしれんのう。浅山!連れて来いや!」
浅山「おう!!」
金宏集「ななな何があったニカ?」
金允植「こ、公使落ち着かれるニダ」
 浅山は先ほどの清兵を部屋に引きずり込んだ。竹添は馬建常に向って、
竹添「お見知りの者か」
馬建常「う、うちの門番アル」
 それからは竹添は筆談で馬建常と話した。(竹添だけでなく、当時の日本の公使ク
ラスの外交官の殆どが漢文の読み書きが出来た)

201 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 20:11:53 ID:pzNe2td.
152 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 00:39:02 ID:XpSIDR9c
(続き)
(馬建常)「先ほどは門番が言葉が通じないことから失礼をしたアル。許されたいアル」
(竹添)「まったく失礼なやつであった」
(馬建常)「拙者が先日から貴館に行った時も門兵が一時遮ったことがあったアル。
それと同じだから立腹いたされるなアル」
(竹添)「貴殿は一時遮ることと、失礼を働いた者とを同じと言われるのか!」
(馬建常)「ア、アイヤー、そ、そうではないアル。よってさっきの門番は相当の懲戒
を申し付けるアル」
 そのやりとりを見ていた金宏集らはすっかり顔色を失って立ちすくみ、とりわけ馬
建常に対して神に仕えるように接していた趙寧夏はオロオロと心配するばかりであった。

 とまあ、こんな調子でヤクザモードの竹添進一郎は、その後は条約談判相手の趙寧
夏をわざわざ自分の隣の席に座らせ、いちいち朝鮮条約案にケチをつけ、あるいは助
言をする金宏集に「おまえはすっこんでろ!」と怒鳴ったりしながら、談判を進めていった。

金允植「何か今までの日本の外交官と全然違うニダ(汗)」
金宏集「紳士だった花房公使が懐かしいニダ(涙)」
浅山顕蔵「(ププププw)」

153 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2007/12/24(月) 00:40:29 ID:XpSIDR9c
(続き)
 で、途中で趙寧夏が辞任。国王にっこり。談判はスムースに。
 明治16年3月3日に調印なった電信条約の主なものは次の通り。
 ・ 電信施設の地租代は25年間無料。
 ・ 朝鮮政府の電信は5割引
 ・ 朝鮮政府の電信は民間より先に発っする。
 ・ 朝鮮政府による電信の検閲を許す。
 ・ 朝鮮政府は25年間は日朝間の電信線に対抗する他の電信線はひかずひかせず。
 ・ 電信施設への妨害行為は朝鮮政府が法律を作って禁止すること。
など。

公使館員「公使、これ見ると最初の朝鮮案とあまり変りませんねえ。結局こちらが大
分譲歩してますけど」
竹添「そそそそ(苦笑)」
公使館員「案外、見透かされていたんじゃないすか?」
竹添「それはないと思うけど・・・・馬建常ちゃんには悪いことしちゃった(汗)」
 ちょっと悔やんでありのままを政府に報告する竹添進一郎なのでしたー。
(つづく)

202 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 20:17:16 ID:pzNe2td.
167 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 21:43:02 ID:rW9Qj/Xa
   併合前の日朝(続き)

 ま、竹添としては朝鮮政府との友好も考えざるを得ないし、ヤクザまがいを押し通
して本当に無理な条約を結ばせるわけにもいかなかったろう。それに趙寧夏を辞任さ
せたことは国王が望んでいることだったので一応の成果と。

朝鮮官吏「いい情報を持ってきたニダ」
公使館員「へ? 今度は何?」
朝鮮官吏「清国北洋大臣からの手紙の写しニダ」
公使館員「ほう、李鴻章の手紙ねえ」
朝鮮官吏「お礼は遠慮しないニダ」
公使館員「はいはい」

 この頃朝鮮政府は、出身や貧富を問わず学校に学ぶことを許すという布告を全道に
発したが、それに関するものであった。
竹添「あー、なるほど李鴻章氏が朝鮮政府に勧告したのか」
館員「あ? そんなことでしたか。大した手紙じゃなかったすね」
竹添「いやいや、これで朝鮮も人材登用の門戸を広く開くことになると思うよ」
古参の館員「公使も人がいいっすねえ。なかなかそんなもんじゃないと思いますよ」
竹添「そげんかなあ? けどよくこんな手紙の写しが手に入るねえ」
古参の館員「それはもう、この国は壁に耳あり障子に目ありどころじゃないっす。国
王の手紙ですら使いが封を開けてその手紙を読むぐらいですから」
竹添「何それ!」

168 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 21:43:42 ID:rW9Qj/Xa
(続き)
古参の館員「政府の密議であっても、たとえ国王の密談であっても、必ず誰かがこっ
そり聞いていて、また必ずそいつが周囲に言い触らすんですよ。しかもあることない
こと混ぜて面白おかしい話にして風説として街中に流すんですよねえ」
竹添「ええ!そりゃあひどいのう」
古参の館員「ですからこの国で秘密を保持する事は非常に困難ということです」
 しかし談話の秘密を保つためには筆談という手があった。

館員「公使、また朴泳孝氏が来てますが」
竹添「ああ、米国に米朝条約の批准を求める件だろ」
館員「ええ? あれ批准はまだだったんですか」
竹添「うん。米国がまだ批准してなくて、それを催促しに米国に行くはずが中止とな
ったらしい」

 朴泳孝は部屋に入ってくると黙って書付けを手渡した。
朴 「・・・・・゙」
竹添「そら来た。なにか秘密に関することだろ」
朴 「シーッ!」
竹添「ここでは心配ないのに」
(朴泳孝書き付け)「米国行きが中止になったと言うのは嘘で、実は閔泳翊を全権公使
としてモルレンドルフと共に米国に遣り、ついでに欧州にも立ち寄って各国と条約を結
ぶニダ。中国天津から行くニダが李鴻章にはこのことは話さないニダ」

203 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 20:20:57 ID:pzNe2td.
169 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 21:45:47 ID:rW9Qj/Xa
(続き)
竹添「あ、やっぱり行くの?」
朴 「シーッ!シーッ!」
竹添「鶏かよw 筆談にするたい」
(朴)「これ、最も秘密のことなり」
(竹添)「米国との条約は、条文上では朝鮮を独立国と見做して書かれたと聞く。
しかして又、照会の別文あってそれには中国属国とあるを聞く。之を如何に処するつもりや」
(朴)「僕漢字苦手也哀乞」
(竹添)「貴殿両班貴族也、何故漢文不出来歟」
朴 「ウリはリアルタイムでは書けんニダよ」
竹添「はあ? 朴ちゃん勉強しなよ!」
朴 「アイゴー!!」
 竹添は朴泳孝が筆談がよく出来ないので詳細の事は分からなかったと報告している。
ハングルを諺文と称し、漢字文こそが正式であるとする両班でも、その場でサラサラ
と漢文が書ける者はそういなかったのかもしれない。下関で宮本小一と筆談した尹雄
烈も筆談は苦手であると言っていた。案外そんなものかも。地方両班で儒家の全?準
もウンウン唸って書いてたしw。で、手紙なんかは漢字とハングル混じりだったりするw
(明治8年の通訳官浦瀬裕と訓導玄昔運の通信にあり)

170 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 21:49:04 ID:rW9Qj/Xa
(続き)
館員「ところで居留区日本人の取締り規則が出来たようですが」
竹添「うん。軍は紀律が厳しいけど、民間がねえ、むちゃする奴もいるから。3月か
らはそんなの即刻強制送還か罰金ね」
館員「そういや、居留区外の遊歩範囲を越えてウロウロする日本人もいますねえ」
竹添「それも4月から罰則がつくたい。トラブルの元だから」
館員「ああ、去年に元山の方で事件になりましたよね」

 事変前の明治15年3月末、元山津居留地の日本人5人(含む僧侶2人)が規定範
囲の4qを遥かに越えた14km先の安辺地方まで出歩いた。
 途中、知り合いの朝鮮人と出会って荷物運搬夫として雇い、着いた先で再び僧侶を
見知る朝鮮人がいたので、馬を雇ってくるよう依頼して休んでいると、大勢の朝鮮人
たちが集りだす。日本人の1人は猟銃を携帯していた。

朝鮮人「ちょっとその銃見せるニダ」
日本人「ああ、いいよ。これはね。こうするの」
朝鮮人「こうニカ?」
ズダーン!!
朝鮮人「的に当ったニダ!当ったニダ!!」
日本人「だろ。これは散弾と言って、小さな弾が沢山飛び出して当たる範囲が広くな
るんだよ」
朝鮮人「こ、これはいいものニダ!」
日本人「うん。鳥とか鹿とか撃つのに適しているんだよ」

204 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 20:24:34 ID:pzNe2td.
171 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2007/12/26(水) 21:53:14 ID:rW9Qj/Xa
(続き)
僧侶「もう夕方だからそろそろ引き返しましょうか」
日本人「うん。そうですねえ。けど馬を頼んだのになかなか来ないなあ」
日本人「まあ歩いて帰るしか・・・・しかしちょっと大勢集りすぎでない?」
 群集は2、3百人に膨れ上がっていた。
僧侶「なんか雰囲気怪しいし」
日本人「帰ろ帰ろ」
 日本人一行が帰り始めると、いつものように群集からいきなり石が飛んできた。
後ろを歩く荷物を運んでいた朝鮮人が大勢から引き倒されて殴られている。
日本人「こらーっ!」
 猟銃を空に向けて1発撃つ。群集はそれでひるんだ。それで荷物をまとめて急いで
立ち去ろうとすると10人ぐらいが追い、更に追う者の中から銃声が2発鳴った。
 日本人は2人が逃げおおせたが僧侶1人を含む3人が5、60人に取り囲まれて
一斉に石や棒で殴られて気絶、また僧侶は小刀で刺されて死亡。荷物一切が強奪されていた。
 馬を雇いに行っていた朝鮮人が、結局は馬が見つからなかったことを報せに戻って
倒れている3人を発見し、息を吹き返した1人を背負って役場に届けた。
 朝鮮北部はとりわけ治安が悪く強盗が多かったことで有名。いわゆる匪賊温床の地
やねえ。
 気の毒なのは荷物運搬夫として雇われて負傷した朝鮮人、ということで後に日本人
一行から見舞金として銅貨1千枚が贈られた。
 で、当然元山津領事館が府使に抗議して取締りを依頼。しかし、日本人一行も遊歩
規定を違反していたので強くも言えないことであったが、後に花房公使が事変談判で攘
夷の石碑を撤去させるきっかけとなった事件であった。なお遊歩範囲は4qから20q
となり、更に明治16年9月からは40kmに。
(つづく)

205 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 20:28:16 ID:pzNe2td.
182 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 21:55:19 ID:sEhmvKmO
   併合前の日朝(続き)
 さて、朝鮮国王は密かに独立の体面を求め、またそれによって独立を志向する開化派
すなわち日本党も勢いを得始めていた。
 日本党の頭である朴泳孝はボロ小屋撤去を口実に支那党から叩かれて広州留守官に
左遷されたが、日本党になった洪英植は外務大臣相当となって金宏集や馬建常と同列
になり、金玉均は外務次官相当となってモルレンドルフと同列になった。また、閔族
の要人である閔泳翊は清国や欧米を廻った時に、モルレンドルフの案内もあってよく
見聞を広げて清国は頼むに足りないことを知り、日本に依頼する方がよいと述べるよ
うになった。
 それらのことから、自主を口にし日本党を自称する朝鮮人は勢いを増したと。

 しかしだいたいやねえ。自主とか独立とか言うけど、この人たちの場合、内実は事
大でしょ。それもつまりは体よく外国を利用するということ。相手が清国か日本か或
いは露国などの違いのみ。開化と言ってもどの程度国体を変えるつもりなのかは実に
曖昧。せいぜいが軍備を強化し鉱山を開発したいという願望を抱くぐらい。つまりは
清の洋務運動に倣うのとあまり代わり映えはない。立憲君主制度を導入するのか。
国内法を大々的に改めるのか。もちろんそれをせねば日本始め諸外国とのいわゆる
「不平等」と言われる条約の改正などは、求めてもそれこそ門前払いであろうし。
(「治外法権」の理由は古代の法律のままだからだぉ)

183 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 21:56:30 ID:sEhmvKmO
(続き)
金玉均「馬建常はその内に清国に帰ることになるニダ」
竹添「本人からそんなこと聞いてないけど」
金玉均「ウリの国には不要の人ニダ」
竹添「そんなこと言うとこっちが清国政府からあらぬ疑いかけられるんだけど」
金玉均「我が国は独力でいくニダ。清が送り込んだモルレンドルフも不要ニダ」
竹添「でもこの頃からモルレンドルフが尽力して清国政府から無抵当で20万両もの
お金を借りれたんだろ?」
金玉均「けど8%の利子がつくニダ」
竹添「それに彼は朝鮮の特産物を作ろうと、清国から桑の苗を5千本ほど持ち帰った
と言うじゃない」
金玉均「いらんことニダ」
竹添「僕もよく会って彼を知っているが、清国の利益を図るのでなくて朝鮮のために
働いている公平の人だよ。しかもドイツ人なのに朝鮮服を着て本当に朝鮮官吏らしく
出所しているし」
金玉均「格好だけニダ。本心は分らんニダ」
竹添「国王や政府皆からの信用も厚いと言うよ」
金玉均「ウリも国王の信任厚いニダ!」
竹添「あ、ライバルライバルねw」
金玉均「本当ニダ! 今度国王から特命を受けて日本に行くニダ!」
竹添「へーへー」

206 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 20:32:02 ID:pzNe2td.
184 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 21:58:38 ID:sEhmvKmO
(続き)
金玉均「今度日本から公債を募ることになったニダ」
竹添「公債ねえ。で、いくら募るの」
金玉均「300万円ニダ。モルレンドルフの20万両(日本円約30万円)とは桁が
違うニダー!」
竹添「300万円!!? ちょっおまそれ!」
金玉均「あーん?驚いたニカ?」
竹添「それって無理じゃない? いろんな開発資金が朝鮮に必要なのは分るけど」
金玉均「軍備や鉱山開発などに宛てるニダ。公使は反対ニカ?」
竹添「うーん、難しいと思うよ」
金玉均「反対でも井上外務卿に頼むからいいニダ!」

館員「どうしたんすか。金氏えらい興奮して帰りましたけど」
竹添「やれやれ、日本党はあまりはやり過ぎじゃね?」

 で、金玉均が渡日して井上外務卿と相談。明治16年7月2日のこと。

185 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 22:01:42 ID:sEhmvKmO
(続き)
井上「拙者も随分尽力したが、ようやく米国も貴国を独立国と認めたのは喜ばしいことだぉ」
金 「閣下が尽力下されたのは朴泳孝とウリがよく承知しているニダ。感銘しているニダ」
井上「米国公使の朝鮮着任に貴国政府の接待も行き届いていると聞くぉ。満足に思うぉ」
金 「いや、行き届かんことニダ。それよりもウリはよく分らんことがあるニダ」
井上「何?」
金 「ウリの国は独立国ニカ? 属国ニカ? よく分らないニダ」
井上「はて、自分の国のことが分らないと?」
金 「日本と米国は対等の条約を結んだので独立国ニダ。けど清国はウリの国に兵を
置いて属国属国と言っているニダ」
井上「(カチッ・・・説教モード)貴国は永年支那に対して属国であった。それが日
朝条約によって独立の萌芽を発し、今は米国との条約によってより独立の傾向にある。
しかし清国とは3百年の主属の関係があるから、今、断固として純然たる独立国と
なるには清国と戦争してこれを打ち破られねばなるまいが、それは無理であろう。
ゆえに急激に求めず、各国から次々と独立国の承認を得て、純全無傷の独立を得るべき
である。今日のところは独立の傾向にある、と言うことが出来よう」

 この後、金玉均はまたもモルレンドルフの排斥を目論むかのように彼をひとしきり非難。

207 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 20:36:55 ID:pzNe2td.
186 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 22:05:49 ID:sEhmvKmO
(続き)
井上「彼のしていることは公平だと思うが。君の疑惑ではないのか」
金 「これは嫉妬で言っているのではないニダ。深い理由があって話せないニダ。彼は、
小さい日本にだけ頼むことは出来ない、各国にも頼まねば、と言っているニダ」
井上「人が疑いを抱く時は、どのような真実を見ても疑わざるを得なくなるものである。
君と朴君は道理に明るい者ではないのかね。独立独立と口では言っても急に支那
の属国論を止められまい。ゆえに米国を引き入れ、独国、英国なども引き入れて、
つまりは支那自ら朝鮮の独立を認めざるを得ない勢いに到らせんとせねばなるまい。
ために外国を引き入れるには貿易の利を以ってする外はない。故にその工夫がいるのである」
金 「しかしモルレンドルフ氏に害心があるのをウリは知っているニダ。けどこれ以
上言うのはウリの国の恥になるので話さないニダ」

 で、ようやく公債の話に移る。
金 「ウリは財政の一部も担当しているニダ。政府では外債を募ることにしたニダ」
井上「金は何の用?」
金 「今は当5銭の銅貨を鋳造しているニダが、これじゃ足らんニダ。兵備、鉱山など
に使う内命を受けて来たニダ」
井上「外債はどこの国でするの?」
金 「貴国でしたいニダ」
井上「我が国民間で貸す者があれば別に異論はないぉ」
金 「ウリが知っている人間がいないので閣下の御尽力を願うニダ。この前の17万
円も閣下から斡旋してもらって整ったニダ」

187 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 22:10:00 ID:sEhmvKmO
(続き)
井上「どれほどの額?」
金 「300万円くらいニダ」
井上「自分が保証人になることはお断りするぉ。前の17万円も何の用に立ったの?
君たちは金を使うことは知ってても、それを収める先々のことは何にも分ってないぉ」
金 「一言もないニダ。17万円は5万円を賠償に充てて、残りは器械などを買ったニダ。
今度は鉱山開鉱に着手するニダ」
井上「17万円の内、なお正金銀行に残りがあることも承知してるぉ。けど人に騙し
取られたことも知っているぉ。君は随分と不始末の人だぉ。朝鮮のために図るモルレ
ンドルフは疑われ、朴君は民意に反してボロ小屋撤去したから左遷され、政府内は
くるくる変るし誰に全権があるのかすら分らないぉ。信用もないぉ。よって300万円
の保証人にはなれないぉ」
金 「国王を信用されるなら尽力するニダ」
井上「国王に会ったこともないし、まして親しいわけでもないぉ。貴政府のこれまで
を見て判断するしかないぉ。貴政府では支那党が借りた金は支那党だけが使うという
有様じゃん。政府の権力も一つではないし、これではとても信用が出来ないぉ」
金 「金がないなら何事にも着手できないニダ」
井上「だいたい、利子がいくらになるか分かってんの? 莫大だぉ。鉱山開発してす
ぐに利益が出るものでもないし。貸してもどうせ軍艦を率いて返済を迫ることになる
のは必至」

208 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 20:40:15 ID:pzNe2td.
188 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 22:14:18 ID:sEhmvKmO
(続き)
金 「ご親切があるならウリの国を見捨てずにお金を募るニダ」
井上「金を貸さないと不親切とな? 自分は先のことを思って言っているぉ」
金 「急務ニダ」
井上「鉱山開拓しての利益計算はしてるの?」
金 「まだ計算してないニダ」
井上「償還はどうするの?」
金 「抵当も立てるニダ」
井上「抵当は何?」
金 「新たな税関でも鉱山でも求めに応じるニダ」
井上「税関の収入はいくら?」
金 「まだ分らんニダ。鉱山でもいいニダ」
井上「鉱山の採算は?」
金 「出資者が調べればいいニダ」
井上「これまで政府では鉱山からどれだけ採取した?」
金 「まだ着手していないから分らんニダ」

 結局は何の計算も出来ておらず返済計画もなく、ただ日本の情に頼って莫大の金
を求めているに過ぎなかった。なんと大した独力主義者w

189 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2007/12/29(土) 22:18:21 ID:sEhmvKmO
(続き)
井上「とても300万円は無理だぉ」
金 「引き受けて下さらないなら朝鮮を見捨てたとしか思えないニダ」
井上「そう思うならそれで仕方ないぉ」

「朝鮮に対する愛情はないのかーー!!」
という声が聞こえて来るようなw

 で、この頃、井上馨は朝鮮がスイスのような永世中立国となることを希望していた
と言う(井上角五郎の言)
 で、やがてそれは絶望に変るけどね。
(つづく)

209 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 20:45:21 ID:pzNe2td.
193 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/31(月) 23:05:16 ID:Z6wPPoe0
   併合前の日朝(続き)
 さて懸案の日朝貿易関税の件なのだが、前年7月に花房公使がこれを協議中に事変が
起きた事により未決のままになっていたが、漸く竹添が再協議することに。
米国公使フート「朝鮮政府は貧乏ですねー。だからケチですよー」
竹添「国全体が貧しいからねえ」
米国公使フート「だから関税である程度儲けさせねばいけないでしょー」
竹添「あ、それ日本政府もそう思っているし、貴国の対韓政策を参向に今度作った関
税額を5%〜30%と大きく幅を持たせたこの関税案でどうよ」
米国公使フート「オー、よいと思いますねー」
 で、関税協議前にモルレンドルフにも内示。
モルレンドルフ「こ、これはスバラシイです。朝鮮が助かりまーす。まず日本と朝鮮で
このような税則を設けるなら各国も異議をいれないでしょー。政府に速やかに議定
するように促しまーす。ダンケダンケ!」
竹添「あんたほんとに朝鮮のため思ってるのね(ほろり)」
 で、朝鮮全権委員の閔泳穆との間で速やかに条規が整ったのは7月25日だった。
ついでにこの時、朝鮮海岸における日本漁民取締り規則も制定。朝鮮の海岸で日本人
が漁業を営むのは個々が結んだ約定に基づいていたが、朝鮮が禁止するものに違反し
た時の逮捕と領事館への送致を定めたもの。


194 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/31(月) 23:05:42 ID:Z6wPPoe0
(続き)
 また、朝鮮鬱陵島で日本人が木材伐採をしていたことから、9月に全員を日本に送
還するなどのこともあった。
 その業務に向った日本政府内務省書記官は、さぞ島民などとトラブルになっている
だろうと赴くと、意外にも良好な関係であったという。

書記官「・・・・というわけで、日本人全員を引き揚げさせるから。迷惑をかけて申
し訳ない」
島の長「ニカ? 迷惑ってなんのことニカ? かえってウリたちが助かっているニダ」
書記官「??」
島の長「ウリたちは島民は60人ぐらいニダ。御存知のように不便な地で食に困る
こともあるニダ。しかしイルボンの人らが食料を運んで来てその恩恵にあずかっているニダ」
書記官「でも勝手に朝鮮国の木材を伐採しているから・・・」
島の長「そうではないニダ。ウリたちはこの恩を忘れていはいけないニダ。伐採がすん
だ木材は皆持って行ってほしいニダ」
書記官「ええ!? でも自分たちは我が国の人を送還する役目で来ているから、木材
を持っていくわけにはいかないのよ」
島の長「ならば40日待って欲しいニダ。そうすればイルボンの人たちの船が来て木
材を運びだせるニダ」
書記官「そう言われてもねえ、困るのよ。日本人が違反してたのだから。しかし貴殿の
好意は必ず我が政府に上申しよう」
島の長「それならば仕方ないニダ。けど察するニダ。イルボンの人に木材を与えるのは、
ウリたちすでに数百人が世話になってきたからニダ。ウリたちは毎年氷解を待って
渡って来てまた秋に帰るニダ。その間、ウリたちは日本人から食料を得ているニダ。
この恩に酬いることが出来ないのは実に心苦しいニダ」

210 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 22:37:44 ID:pzNe2td.
195 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2007/12/31(月) 23:07:45 ID:Z6wPPoe0
(続き)
書記官「それは分った。しかし違反は違反なのだから」
島の長「なお特別にウリたちが貴国の人から助けられたことが ある。これを書面にし
たから政府に出されたいニダ」
 その書面にはこうあった。
「今年の夏にウリの国の人30人余りが船で来たが、暴風で難破してまさに死の危機
に陥った。しかし幸いにも貴国の水に慣れた人々が死を冒して救出してくれた。全員
無事であり今も生活が出来ていることは、その恩は山よりも高く海よりも深いものニダ…」
島の長「なおイルボンの人が帰るならウリたちは飢餓を免れられない。願わくば憐憫
をかけられたいニダ」
書記官「そのようなことならどうして捨てて置けようか。これは両国の友誼である。
その請求に応じよう」
島の長「願わくば米25包み(白米4斗2升)を救助されたいニダ」
書記官「やすいことである」
島の長「カムサハムニダ!カムサハムニダ!」

 かくて日本人252人は鬱陵島を引き揚げ船に乗って帰国することになったが、島民皆が
兄弟親友のように日本人との別れを残念がり、日本人の行李を担ぎ、荷物を持ち、海岸まで送った。
島民「イルボンー! どうしても帰るニカー! また来るニダー!」
日本人「元気でなー! 達者で暮らせよー! 小屋に米を残してきたから使えー!」
島民「カムサニダ、アイゴー!アイゴー!」
 いつまでも別れを惜しむ光景があったという。明治16年9月のことであった。
(つづく)

211 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 22:44:15 ID:pzNe2td.
199 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2008/01/05(土) 00:11:41 ID:5VX4pf1S
   併合前の日朝(続き)
竹添「じゃあ朴ちゃん、これで契約成立ね」
朴泳孝「確かにニダ。あそこに西洋館が建つのは楽しみニダ」
竹添「うん。応接の館にするつもり」
朴泳孝「じゃあ、ウリもそこで応接してもらえるニカ」
竹添「勿論たい」
 今の日本公使館が手狭なことから、城内の朴泳孝の邸宅を買い取って改装し、
新たな公使館とすることになった。中には応接館として西洋館も建てることになった。
(明治16年10月政府許可)

竹添「そう言えば、この10月に若い人14人が陸軍戸山学校に入学するんだろ」
朴泳孝「ニダ。徐載弼らニダ。イルボンで陸軍士官や学術などの授業を受けさせるニダ」
竹添「いいねえ。現代文明の軍というものがどのようなものかしっかり勉強させるといい」
朴泳孝「帰ってきたら朝鮮軍を指揮させることになってるニダ」
(で、この連中が後に朴金クーデターを担うことになる)
 明治16年12月、仁川居留区に郵便局が設置された。それに触発されたのか、
朝鮮政府でも郵便事務を行うことになった。朝鮮初の郵便事業である。
朝鮮大臣「けど、どうしたらいいか分らんニダ。それでイルボンに協力してもらいたいニダ。」
竹添「郵便業務に精通した専門家を雇わねばならんだろうねえ」
朝鮮大臣「イルボンの政府に頼みたいニダ」
竹添「よし承知した」
 後に、日本政府駅逓局5等官の小尾輔明が、任期3年俸給月額銀貨130円で朝鮮
政府に雇われることに。

200 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2008/01/05(土) 00:12:37 ID:5VX4pf1S
(続き)
朝鮮大臣「ついては、郵便切手も作って欲しいニダ」
竹添「あ、それも要るよなあ。で、いかほど?」
朝鮮大臣「5文切手が5万枚、10文切手が100万枚、25文切手が50万枚、
50文切手が50万枚、100文切手が30万枚ニダ」
竹添「おう。けっこうな量だねえ」
朝鮮大臣「ついては、お客さんであるウリにうんとサービスするニダ」
竹添「分った、分ったよ(笑)」

 てなわけで、大蔵省からの政府上申で、交際上親睦のため各切手の2万枚だけは
無償譲与とした。
 日本で300万円の公債を募る事に失敗した朝鮮政府ではあるが、色々と日本政府に
依頼するという結びつきに変りはなかった。

 明治16年12月、竹添公使は一度帰国してこれまでの事を政府に報告することに。
竹添「うー、やっぱり日本はよかなあ。第一清潔たい。空気がうまかあ」
随行員「ですよねえ。京城では朴泳孝が漢城判尹を辞めさせられてからまた道路は
ウンコ塗れになりましたから」
竹添「朴や金玉均も、朝鮮をどげんかせんといかん、と言っているが、どうにもなら
んだろ、あそこは。島村書記官に任せて当分俺も帰らんぞ。」
 で、竹添は1年近く日本に滞在し、その間、外務書記官島村久が代理公使となった。

 明治17年に入ると、朝鮮政府内では清国の後押しを受けて支那党の巻き返しが始まった。

212 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/01/31(木) 22:51:23 ID:pzNe2td.
201 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2008/01/05(土) 00:13:25 ID:5VX4pf1S
(続き)
 一旦は辞任していた清国事大派の急先鋒である趙寧夏も復帰。閔族のドン閔台鎬も
政府要職となり支那党に。清国よりも日本が頼りになると言っていた閔泳翊も結局は
支那党になった。しかし閔族内でも対立があり、支那党はAグループとBグループに
別れたりした。政府大臣たちはくるくると入れ替わり、要職は支那党ABが占めはいたが、
まさに井上馨が言ったように政府全権がどこにあるのか分らない状態。
 それは、在京城清国領事である陳樹棠の露骨な干渉がもたらしていた。
Aグループ「だいたい、おまえらの外交が拙いから清国様が心配なさるニダ」
Bグループ「何ニカ? ウリたちも一生懸命やってるニダ!」
Aグループ「フンニダ。この前に陳樹棠さま(在京城清国領事)から叱られていたの
は誰だったニカ?」
Bグループ「あれは日本党のせいニダ! 日本党のやつらが邪魔しているニダ!」
 陳樹棠は朝鮮政府の者を叱るのに殴る蹴るの暴力を振るったという。
Aグループ「陳樹棠さまのお叱りを非難したやつがいるニダ!」
Bグループ「それも日本党に決まっているニダ!」
Aグループ「陳樹棠さまのすることは清国様のすることニダ。それに文句言うやつは反逆罪ニダ!」
Bグループ「だから親日派が文句言っているニダよ!」
Aグループ「イルボンなんか清国様に比べたら小国にだ。日本党なんかごく少数で
とるにたらんニダよ」
Bグループ「けど日本党は王様をとりこんでいるニダ。だからいろいろと王様はイルボンに
依頼するよう命じているニダ!」
Aグループ「そこをうまく立ち回って清国様に依頼するように仕向けるのが外交というものニダ!」
Bグループ「ファビョーン!! そんならおまえらが外交するニダ !!どんだけ大変か
やってみると分るニダ!!」
Aグループ「そんならウリたちがするニダよ」
Bグループ「フンニダ!どうせ1ヶ月もしないうちに辞めるに決まっているニダ!」

202 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2008/01/05(土) 00:20:18 ID:5VX4pf1S
(続き)
 てなことを聞いた島村代理公使は、
島村「どう思う?モルレンドルフさん。あいつら小学生かよ」
モルレンドルフ「陳樹棠の干渉のせいでーす。彼に媚びる者たちだけを取り立てていますねー」
島村「清国の内政干渉じゃね?」
モルレンドルフ「そーでーす。しかし朝鮮官吏たちも卑怯で臆病者たちばかりなので、
毅然と自主の精神で立ち向かう者がいないですねー!」
島村「日本党は地位が低いからねえ。君の立場も微妙だし」
モルレンドルフ「僕は金宏集さんが政府にいる間は大丈夫でしょう」
島村「ほんと、彼は支那党にも日本党にもつかないから」
モルレンドルフ「金宏集さんは朝鮮のことを思う朝鮮党ですねー」

 しかし金宏集の地位も低く(大院君と直接面会できない身分)、その有能さを誰もが
認めていたが発言力は殆どなかった。
 また、「朝鮮官吏は卑怯で臆病な者達ばかり」というのがドイツ人顧問の所見であったが、
何も日本人だけがそう思っていなかったことが分る。

 支那党の勢いは増し、王妃を通じて圧力を掛け、日本党である朴泳孝、洪英植、金玉均、
徐光範らを排斥する動きとなっていった。
(つづく)

213 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/02/01(金) 11:49:31 ID:IxYh/vdM
218 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2008/01/10(木) 23:38:30 ID:8QRhZmoT
   併合前の日朝(続き)
 さて、この頃朝鮮政府各省庁には各1人ずつ清人顧問官を置き、支那党は兵権を掌握し、
内治外交の問題も一々それを先に清国政府に尋ねさせるなど、清国政府は朝鮮の
属国支配を強めていった。
 しかしそれに反発する文武の士族などが日増しに多くなっていった。
 また、朝鮮人一般を憤怒させる事件もあった。

 明治17年旧正月の頃、ある朝鮮人薬局店に清兵が来た。
薬局店主「これは清兵さま何かお求めニカ?」
清兵「おう、この人参は立派アル」
店主「それは少々お値段が張りますニダ」
清兵「そうアルか。ではもらっていくアル」
店主「ニカ?・・・あ、あの代金がまだニダ」
清兵「何か言ったアルか」
店主「・・・だ、代金が」
清兵「ほう。何アルか、おまえらの宗主国である大清帝国兵士に金を払えとな」
店主「・・・ううう、ファビョーン!! いいかげんにするニダ!!  金払うニダ!!」
 常の朝鮮人らしくなく強い態度に清兵は拳銃を取り出し、
清兵「うるさいアル!!」
バーン!! と撃ち放った。店主は悲鳴を挙げて倒れた。
店主の息子「オヤジ! 何事ニカ!・・・ああっ!! オヤジー!!」
清兵「ふん、逆らうからアル!」
清兵は悠々と人参を持って店を出ていった。店主は息絶えた。

219 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2008/01/10(木) 23:39:00 ID:8QRhZmoT
(続き)
店主の息子「オヤジー!!アイゴー!!許さんニダ!許さんニダ!」
 息子は朝鮮官吏に訴え出た。
 さすがに朝鮮政府も捨て置けず、直ちに清兵営に問い合わせた。
 その頃、清将提督馬建常はすでに任を解かれて帰国しており、部下であった袁世凱が
清営提督として任じられていた。
清兵「ということで、朝鮮政府から照会が来てますが」
袁世凱「あ〜ん? 朝鮮人参? ふん」
清兵「一応調べますか?」
袁世凱「必要ないアル! 我が中国兵は紀律厳正にしてそのような犯人はいないアル、と
言っておけ!」
 だいたい清兵というのは金で雇われた無頼の徒の類であった。清将提督が一々その
ような者の行動の責任をとるつもりはなかった。とりわけ袁世凱は前の馬建常と違い
傲慢な人間であった。

朝鮮人「アイゴー、薬局店主は気の毒だったニダ」
朝鮮人「どうして犯人の清兵を探さないニカ」
朝鮮人「あいつら犯人は清兵の服を着た朝鮮人か外国人アル、と言っているニダ」
朝鮮人「アイゴー、そんなパカな」

214 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/02/01(金) 11:53:43 ID:IxYh/vdM
220 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2008/01/10(木) 23:39:39 ID:8QRhZmoT
(続き)
 この事件は朝鮮官報を発行している博文局顧問井上角五郎の耳に。
井上角五郎「これはひどい事件だなあ。よし今度の官報10号に載せよう」
 「漢城旬報」は官報ではあるが、井上は事件記事なども掲載するのを方針としていた。
即ち朝鮮初の新聞でもあった。(全文漢文であり、後に漢字ハングルまじりの「漢城周報」となる)
記事「支那兵士の中には無頼の徒が少なくない。その挙動は往々にして殺伐粗暴である。
今回の事件は支那兵がしたことであると言っても、誰が疑う者があろうか」
 しかしこれが清営の目に止まり、角五郎は清兵に付け狙われることに。

島村代理公使「井上君の身辺だけど危険だよねえ」
磯林真三大尉「僕が行きましょうか」
島村「うん。せめて夜だけでも護ってやってくれ」
 磯林真三陸軍大尉は公使館駐在武官である。その立場はかつての水野勝毅大尉と
同等であった。
 以後、角五郎一人が宿泊している博文局を毎晩訪れて同宿した。
 1ヵ月後、清国北洋大臣李鴻章から朝鮮政府と博文局に叱責の書簡が来た。
博文局職員「た、たいへんニダ!! 清国の北洋大臣からこの前の記事を咎める書簡が
来たニダ!!」
書簡「漢城旬報は官報アル。新聞紙ではないアル。今回の記事は誤りであり記事とした事実は
消すことができないのはけしからんアル! 中国に対して礼を欠くものアル!!」

221 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2008/01/10(木) 23:42:33 ID:8QRhZmoT
(続き)
朝鮮政府「ガクブル!」
博文局職員「ガクブルニダ!」
角五郎「もちつけ! 議事を書いたのは俺だ。責任とって俺が辞任すればよかろう!」
 で、井上角五郎は辞表を提出して帰国した。明治17年5月だった。

角五郎「・・・てなわけでした」
井上外務卿「そうか。惜しいなあ角五郎君。朝鮮を文明に向わせるためにも現地での
新聞は是非必要なのだが」
竹添進一郎「角五郎君。君は朝鮮にとって必要な人間だよ。機会を見てまた朝鮮に
戻ってくれよ」
角五郎「はい。いずれそうするつもりです」
 これにより角五郎は8月に朝鮮に戻った

(自らの非を決して認めず謝罪せずが中国伝統の文化であることは、この後の
明治17年朝鮮事変で一層明らかになる)

(つづく)

215 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/02/01(金) 17:15:16 ID:IxYh/vdM
248 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2008/01/21(月) 23:14:08 ID:jl4SrYjM
  併合前の日朝(続き)

 さてさて、明治17年は10月末、竹添公使は京城公使館に帰館することに。
井上外務卿 「では竹添君。贈与金のことを国王によろしく」
竹添 「賠償金の残額40万円の贈与のことですね。随分大きなお土産ですねえ」
井上 「文明開化のために使うようにと言ってくれ。それと村田銃2挺を国王に贈呈するように」

 日本政府は贈与という名目での40万円の帳消しのみならず、朝鮮政府が既に支払った
10万円も国費には収めず、年6%の利子を生む貯蓄に回していた。それは、朝鮮政府が
横浜正金銀行から借りた17万円の返済が出来るかも危ぶまれ、それでいよいよ困難に
なった時には利子をつけて朝鮮政府に返却するつもりであったからである。
いやはやもう至れり尽せり。
 つまりは明治15年済物浦条約を調印した直後に、謝罪大使である朴泳孝が財政の
窮状を訴え国王親書を以って井上に申し出たことに対する答えだった。


249 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2008/01/21(月) 23:15:52 ID:jl4SrYjM
(続き)
で、竹添公使は11月2日に在京城公使館に帰任。
竹添 「・・・・ということであります」
国王 「補填金(賠償金)のことは万国公法によって定めたニダ。今それを大皇帝陛下が
我が国にこのような厚意を以てされるのは実に感銘の至りニダ。余が感激に堪えないことを
大皇帝陛下に伝えてほしいニダ。また村田銃は必ず重宝とするニダ」
 朝鮮国王は相当喜んだらしい。
 で、鼻高々なのは政府内日本党の者たちである。まるで自分たちが尽力したからだと
言わんばかりであった。
 面白くないのは支那党の連中である。

支那党 「ふんニダ! 朴金たちの働きではないニダ! 王様が親書で申し出たことニダ」
支那党 「けど王様はますます日本を頼るようになるニダ」
支那党 「北洋大臣の李鴻章様は、日王は朝鮮を狙っている、と仰っているニダ」
支那党 「このままでは危ないニダ。何かいい方法はないニカ?」
支那党 「日本党をどうにかせねばならんニダ。まず朴泳孝と金玉均を政府から追い
出すニダ」
支那党 「追い出すだけでは足らんニダ!遠くに流すニダ!」

216 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/02/01(金) 17:20:04 ID:IxYh/vdM
250 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2008/01/21(月) 23:16:35 ID:jl4SrYjM
(続き)
 そんな話もやがて朴金の耳に。
朴泳孝 「これは危機ニダ! あいつら支那党はウリたちを陥れて流刑にすることを
目論んでいるニダ!」
金玉均 「しかし王様が許される筈はないニダ」
朴泳孝 「いや、王様はあれで優柔不断なお方ニダ。王妃様から強く言われたら承諾
されかねないニダ」
金玉均 「ウーン・・・・こういう局面の時には先攻するに限るニダが」
 金は囲碁が強かったと言われている。
朴泳孝 「よし!維新ニダ!! この腐った朝鮮を大掃除するニダ!!」
金玉均 「やるニカ?! よし!!やるニダー!! 日本陸軍戸山学校で軍学を修めた
徐載弼らも帰ってきているニダ!」
朴泳孝 「しかしこれは日本政府の応援もいることニダ。竹添公使に相談するニダ!」
 重臣の洪英植も含めて日本党の面々は遂にクーデターを決意。これを竹添公使に
打ち明けた。


251 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2008/01/21(月) 23:17:24 ID:jl4SrYjM
(続き)
 仰天したのは竹添進一郎である。
竹添 「諸君らは何を考えているのか?!!」
朴・金 「ウリたちの決心は固いニダ! このままでは日本党は壊滅するニダ!!」
竹添 「ならん!! 無理だ!! 日本の維新は薩長という強大の藩あってこそであった。
今の君らに何の力があると言うのか!!」
朴金 「だから日本が支援するニダ!!」
竹添 「そのような朝鮮政府内部の私闘にどうして日本が干渉できようか!」
朴泳孝 「干渉著しいのは清軍提督袁世凱たちニダ!! 支那党はきゃつの言うままニダ!」
金玉均 「閣下は清国と親しい人ニダ。朝鮮などどうでもいいのだろう」
竹添 「そうではない。だったらどうして帰任したろうか!」
朴泳孝 「済物浦条約を結んだ頃に、国王親書によって日本から兵を借りる約束があるはずニダ!」
竹添 「それはある! しかしどこまでも国王を護衛するための借兵である!」
金玉均 「同じことニダよ。国王はウリたちと志を同じくされて、日本の力を借りて
文明開化し独立国となろうと考えてあるニダ。それをウリたち日本党がいなくなるなら、
朝鮮政府は支那党で占められて、結局は独立国になりつつあるのも終わりニダよ。
それとも閣下は朝鮮が完全に清国の属国に戻るのを望むニカ?」
竹添 「馬鹿を言うな。ただその軽挙を戒めておる!」
 やがて朴金らは公使館から帰っていった。

217 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/02/01(金) 17:23:13 ID:IxYh/vdM
253 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2008/01/21(月) 23:26:29 ID:jl4SrYjM
(続き)
島村書記官 「朝鮮人にしては並々ならぬ決意に見えましたが・・・・」
竹添 「うむ。自分たちの命がかかっているからなあ」
島村 「借兵の約束もありますし、もし国王から求められたらどうしますか」
竹添 「国王護衛しか出来ん。日本党に力を貸すわけにはいかんし干渉は出来んのだ・・・・しかしなあ」

 朴金の決心は固いと見た竹添は、今後の処分を誤らないために遂に以下の2案を作成して
日本政府に伺いを立てた。
甲案 「朝鮮で日清両立を保つことが難しいなら、内乱に乗じ国王の要請によって
これを助け、国王に清兵が敵対するならこれを撃退する」
乙案 「東洋平和を保持する点から言えば、なるべく日本党が禍を受けない程度に
これを保護する」

 日本政府が乙案を以って対処するように指示を出したのは11月28日。
 しかしそれがまだ京城に到達しない12月4日、遂に事件は起こった。

(つづく)

218 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/02/02(土) 10:26:16 ID:.WsYuY8g
259 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2008/01/24(木) 22:53:31 ID:EceiMMbW
 多忙で暫くさぼってましたが、ま何とかぼちぼちと。

  併合前の日朝(続き)
 なお以下の事変発端の日本党朝鮮人の行動については、井上角五郎の自書「漢城
廼殘夢(明治二十四年十月出版)」を参考にした。もっとも、当時博文局に居た彼が
どのようにしてそれを知ったかまでは彼は書いていない。

島村書記官 「公使、どうでしょうか。私が出席しましょうか」
竹添公使 「うん。すまん。昨日米国公使やドイツ領事の所に行った時に余りに寒くて
具合が悪くなってねえ」
 この日は、朝鮮郵政局開局の記念宴会が催されることになっていた。郵政局総弁
洪英植の主催によるものであった。
島村 「無理をなさらずに休んでいてください」
竹添 「小尾君にもよろしく言ってくれ。朝鮮初の郵便業務がここまでこぎ着けたのも、
全く彼の尽力によるものだから」

 当日来会した賓客には、米国公使フートと書記官、英国総領事アストン、清国総弁
陳樹棠、また閔泳翊、金宏集、韓圭稷、李祖淵、朴泳孝、金玉均、徐光範、尹致昊、
そしてモルレンドルフたちであった。欠席したのは竹添公使とドイツ総領事ジャムブッシのみ。

260 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2008/01/24(木) 22:54:23 ID:EceiMMbW
(続き)
 6時に始まった式典が進み、夜9時の晩食に移る頃、会場の郵政局すぐ近くの民家では。
日本党員「よし、導火線に火をつけるニダ。いいニカ?」
「ついたニダ!逃げるニダ!」
「それ、ドカンッ!といくニダ・・・・ドカンと!」
「ニカ?・・・爆発しないニダ!!」
「も、もう一度するニダ」
「そ、それドカンといくニダ!・・・・いかんニダ!!」
「アイゴー!爆発しないニダ!」
「何やってるニカ!! 爆発で驚かせて混乱に乗じて支那党の者らを殺す手筈ニダよ!!」
「ダイナマイトが爆発しないから仕方ないニダ!! そんなら燃やすニダ!!」
「燃やすのは得意ニダ! それ火をつけるニダよ!」

 郵政局裏のすぐ近くで家が燃えるのを見て「火事ニダー!!」と叫ぶ声が会場の皆に
聞こえた。
 座客は皆驚いて起ち上がり郵政局の屋外に出た。島村書記官も米公使フートや
洪英植ら4、5人も向かう。見ると局の後ろにあるすぐ近くの家から出火していた。
しかし見る間に火勢が衰えて鎮火する様子であったので、皆は安堵して屋内に戻った。
 ところが、人が混雑して騒ぎになっている。聞くと、誰かが暴漢に襲われて負傷したという。
 はや不穏な雰囲気を察して米国公使始め賓客らも去りつつあった。
仕方なく島村書記官も、「うーん、晩飯食いそこなったなあ。公使館に何か残っているかどうか、
それが問題だ」などと思ったかどうかは知らないが、とにかくそのまま公使館に帰った。

219 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/02/02(土) 10:30:36 ID:.WsYuY8g
261 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2008/01/24(木) 22:55:05 ID:EceiMMbW
(続き)
 一方、会場に居た朴金ら日本党の者は急いで王宮に向かい、内応の女官を通じて国王の
寝殿に入った。
朴金ら 「王様!! 大変です!! 清兵が乱を起こしましたニダ!! 現に閔泳翊が
殺されたましたニダ!!」
国王 「ニカ?!! な、なんと!!」
 国王は慌てて寝殿を出ようとした。その時、日本党が仕掛けた宮殿前門のダイナマイトが爆発した。
 ドドーン!!
国王 「アイゴー!! 何の音ニカ!!」
朴金 「清兵が門を爆破したに違いありません!!」
「日本軍の護衛を頼むほかないと思いますニダ!」
国王 「だ、誰か! つ、使いを!!」
日本党の邊燧 「ウリが行ってきますニダ!!」
ビューン!
国王 「あれ、もう行ったニカ?」
朴金 「あの馬鹿! 王様、何か親書を持たせねばなりませんニダ!」
国王 「ニダ! 内官!内官! いるか?!」
内官柳在賢 「王様ー! ここに控えておりますニダー」
国王 「この書を持って日本公使に急いで来て護るように伝えるニダ!」
柳在賢 「承知しましたニダー」

262 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2008/01/24(木) 22:56:25 ID:EceiMMbW
(続き)
 一方、公使館に戻った島村書記官は事の顛末を竹添公使に話した。
島村 「・・・・というわけでした」
竹添 「記念の宴会の時に、すぐ近くで火事、そして誰かが襲われたと・・・・うーん」
館員 「公使、英国総領事のアストン氏が来られましたが」
島村 「何事だろ。公使、用件を聞いてきます」
アストン「襲われた人が分かりましたね。閔泳翊さんです。彼は今、米国公使館医師の
アレンさんが治療してます。よほど重傷のようです」
島村 「なんと閔泳翊氏と!」
 彼は閔族の要人であり、一時は日本党に傾いて金玉均を喜ばせたが、結局は支那党の
人となっていた。
アストン「それで街の雰囲気が悪いです。事変が起こりそうな気がしまーす。
で、英国公使館にまで行くのに護衛をつけてもらえないでしょうか」
 島村はそれを公使に尋ね、すぐに許しを得て陸軍兵2名を護衛に付けた。
アストン「サンキュー。これで安心しました」
 島村が玄関でアストン領事を見送ると、入れ違いのように日本軍営から兵を率いて
陸軍歩兵大尉村上正績がやって来た。

220 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/02/02(土) 10:44:56 ID:.WsYuY8g
263 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2008/01/24(木) 23:00:49 ID:EceiMMbW
(続き)
島村 「ん? 何事?」
村上 「火事が公使館近くに見え、また街の雰囲気もただならないものがあるので護衛の
ために来た」
 護衛兵1中隊の駐屯する泥?は公使館から少し距離があった。明治15年朝鮮事変後に
締結した済物浦条約に基づいて設置されたものである。
島村 「そうか。アストン領事も事変が起こりそうだと言っていたが・・・」
 島村書記官がそれらを公使に報告に行くとそこに浅山顕蔵通訳官が来た。
浅山 「王宮から邊燧という者が使いで来ていますが」
竹添 「王宮から? 今頃なんだろう」
島村 「自分が話を聞いてきます」

邊燧 「お、王様からの、つつ使いニダ」
浅山 「落ち着いて話せよ」
邊燧 「と、とにかく状況が穏やかでないニダ。王様も安心できないので公使に王宮に
来られてご自分を保護してほしいとのことニダ」

島村 「公使、・・・ということですが」
竹添 「さては王宮内に何か異変が起こったのかもしれない。僕が直接聞こう」
 竹添は寝台から起きて服装整え、邊燧に会った。


264 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2008/01/24(木) 23:04:14 ID:EceiMMbW
(続き)
竹添 「君は本当に国王の使いかね」
邊燧 「ウリは国王そばに仕える者ニダ」
島村 「確かにそうです。日本党の者ですが」
邊燧「と、とにかく速やかに来て護衛されたいニダ」
 そこに館員が入って来て、人が来たことを告げた。
館員 「今、王宮内官の柳在賢氏ら2名が公使面会を求めて来ましたが、随分急いで
いるようです」
竹添 「すぐに会おう」
柳在賢「はあ、はあ、こ、公使! 一刻も早く来られるニダ! こ、これは王様の親書ニダ!」
 それは石筆で走り書きしたもので「日使来衛」(日本公使、来て護れ)の4文字が
認められた。
島村 「彼は日本党ではありません」
竹添 「島村君、すぐに村上中隊長を呼んでくれ。これは行かねばならないようだ。
国王の依頼があったことは間違いない」

 かくて竹添公使が陸軍歩兵1中隊およそ130名と共に王宮に向かったのは、
午後10時頃であった。
 途中、また別の王宮内官と出会い、
内官 「こ、公使、公使! 大王殿下は宮殿を出られて景祐宮に移座あらせられたニダ。
よって速やかにその宮に向かわれたいニダ」
島村 「僕らは地理不案内である。君が先導せよ」
内官 「承知したニダ。こっちニダ」

221 名前:sweeper ◆HBa/NeetAA 投稿日:2008/02/02(土) 10:56:08 ID:.WsYuY8g
265 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2008/01/24(木) 23:07:30 ID:EceiMMbW